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猫は犬や人とはちょっと違う?!痙攣の原因と診断の手順や考え方
ではまず痙攣の原因、診断の手順や考え方をご紹介します。
先に述べたように痙攣の原因は大きく分けて
脳炎、脳腫瘍といった脳に関する疾患と
心疾患や低血糖、電解質異常、高アンモニウム血症など脳以外の疾患です。
脳の原因を特定のためには
MRI検査や脳脊髄液検査が必要です。
普通の病院にある検査方法では
診断することはほとんどできません。
原因が見つけられない「特発性」てんかん発作は
若齢の犬やヒトでは一般的ですが、
猫では脳の構造に異常多いため、
原因特定のために
MRI検査や脳脊髄液検査を勧められることが多いです。
脳ではなく全身状態の異常を見つけるために
血液検査をはじめとした院内でできる検査で
原因を調べることができます。
脳の原因を特定するためには
特殊な機材(特定の場所への移動や金銭負担など)と
猫への負担(全身麻酔など)、大きな負担がかかります。
ですので
まずは猫に負担のない、
手軽な血液検査などから行い、
脳以外の異常がないか確認しながら
原因を調べることが
スタンダードな方針だと言えます。
続く