猫は話さない。
でも、静かに教えてくれている。
トイレの中に残された、たったひとつのサイン。
便の硬さ、色、形。
尿の量、におい、回数。
そこには「いま」の猫の体調や、
「きのう」感じたストレスが、正直に表れている。
飼い主が見落とさずに気づけるのは、
ほんの数秒の観察だけ。
けれど、その数秒が命を救うこともある。
猫の健康は“声”ではなく、“痕跡”で語られる。
だからこそ、今日もトイレ掃除のときに
少しだけ立ち止まって見てみよう。
それは、猫との小さな会話の時間。
そして、できれば年に一度は動物病院での健康チェックを。
便や尿の検査だけでも、
腎臓や肝臓、腸の状態などを早期に知ることができる。
最近は、自宅でできる簡易尿検査キットも販売されている。
年に数回、気になるときに使ってみて、
色や数値に変化があれば、
そのまま検体を動物病院に持っていくのもおすすめ🐻
多くの病院では、採尿・採便から数十分以内なら
猫を連れて行かなくても検査をしてくれる場合がある(※要確認)
猫と暮らすということは、
“言葉のない対話”を続けていくということ。
見えないサインを見つけてあげられるのは、
世界であなただけ。