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特発性てんかんは治療はできるのか?!
では痙攣発作の治療方法の話をします。
脳の構造に異常があった場合や
脳以外に異常があった場合は、
その原因に対する治療を行います。
例えば頭蓋内に原因があった場合、
脳腫瘍であれば摘出手術・化学療法剤・放射線治療などを検討するでしょう。
脳炎であれば抗生物質・ステロイド剤や免疫抑制剤を使って原因を治しつつ、
抗痙攣薬・脳圧降下剤を使って痙攣発作を起こしにくくします。
つまり薬(内科療法)を使うでしょう。
血液の異常による痙攣発作の場合、
異常を補正しつつ、
原因の特定、治療を行います。
では、脳の興奮が原因となる
特発性てんかんはどうでしょう。
原因がわからないてんかん発作は、
発作を根本的に直すことはできません。
ですので、
発作そのものを抑えるための、
抗てんかん薬を飲み続ける
内科療法が主体となります。
まとめると
特発性てんかんの場合は、
根本的治療は現在の医学には存在せず、
薬で発作を抑えるという
対症的治療が中心となります。
それ以外の痙攣発作は
可能不可能はありますが、
原因がありますので、
それに対するアプローチが
治療の基本となります。