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ミルボラ体験記

【ミルボラ】小さな子猫たちと多くの手

こんにちは世話人のsayaです。

動画はこちら

【子猫のミルボラ】ミルクも指もピコピコしながらめっちゃ吸う!今日からよろしく!【保護猫生活1日目】

弱い弱い兄弟たちのこと

実は週末から赤ちゃん猫ふたりを愛護センターのスタッフさんからお預かりしていました。
スタッフさんは1日がかりの業務があったため、1・2日ほど代理でこちらにお泊り…といった予定でした。

その子たちの経緯。
6猫兄弟たちが4月上旬に生まれたてで保護。
残念なことお母さん猫は交通事故で亡くなってしまったそうで…
保護主さんがすぐにセンターへ連絡し、急遽相談へ向かったそう。
そこで子猫たちは保護主さんたちが面倒を見るとなったらしいです。
まだへその緒もあって目も開いてなかったと。
初乳も飲めてなかったのかな?

保護主さんの方でも知り合いの人たちと手分けして、6猫を振り分けて育てることにしたそうです。うち2猫は別のボランティアさん(センター経由)のところへ。
保護主さんたちも初めての乳飲み子に試行錯誤だったらく、そのうち下痢をするように・・・そしてまた残念なことにうち2猫は亡くなってしまったと…
そこでセンターのスタッフさんが今回の2猫を引き上げたそうです。
(行ったり来たり ややこしくてすみません)

【ミルボラ】小さな子猫たちと多くの手

もっと早く引き上げれば良かったのかな、お世話も慣れてなかったからかな とも話していたけど、そもそもが体が弱すぎる子たちだったと察します。
※今回の話とは別に、ミルクボランティアは必ずベテランさんが近くで寄り添っていてくれることはすごく重要だと思います!電話やメールではなく すぐに行き来できるような距離感で。私も最初はそうでした。
動物病院へ行くことも大事ですが、獣医師さんによっては乳飲み子育てをしたことがない先生も割と居ます…。経験に勝るものはないです。

センターに来たけれどやはり下痢もひどく、ミルクの飲みも悪い。
状態が良くない…きっとすごく免疫も弱い兄弟たちだったんでしょう。
スタッフさんも献身的にずっと面倒を見ていたようなんです。
きっとあまり寝れてなかったんじゃないでしょうか・・・
約10日間、スタッフさんの元にいたふたり。
いろんな人たちの力を借りて生きている。
預かるこちらとしても責任重大です。

うちに来てくれたふたり

ただ、預かったその日も点滴を受けていた子たち。
そうなんです、やっぱりものすごく弱くて決して良い状態ではありませんでした。下痢も風邪っぽさもあるとのことで。ひとりは体重も減ってきていました。
状況と状態、そして私ができることと万が一のことを入念に話し合って、そのままお預かりすることに・・・
(センターの獣医師さんも念入りに診察してくれています)

ひとりは割とミルクも飲んで元気そう。ちょっと便がまだゆるいかな。
もうひとりは…もう見たからに弱い。危ないなと感じていました。ミルクを飲むというよりもシリンジで流すと言ったほうがいいのかな。
でも飲んだら飲んだで、そのまま水下痢となって出てしまう状況でした。全く消化ができていない。
排泄もお尻洗いもとっても嫌がる。
でも体がべちゃべちゃになって冷えてしまう。そのジレンマで。
お腹もお尻も痛そう・・・見てるこちらももどかしくて辛い。

正直・・・あとどのくらい もつのだろうか…
そんなことが過ぎります。
私ができることは何だろうか?!
嫌がることはしたくない…まずもうミルクはやめて、ブドウ糖水に切り替え、少しでも胃腸の負担を減らそうと。
お尻もある程度の汚れをとって、極力触れないほうがいいのかな…と。
ふたりの体力にもだいぶ差があったので、すぐにキャリーの寝床を分けてお世話することにしました。

センターのスタッフさんにもすぐに状況報告(お忙しいから電話するのも申し訳ないのですが)
病院へ行こうかなども話したり、でも閉まっているし…いや、行ったところで正直難しいと誰が見てもそのような状況。

とにかく見守ろう。
暖かいところで、体が冷えないようにとぬくぬく寝床にするのですが、それも嫌がって力を振り絞りながらブランケットの上やキャリーの隅っこにいってしまいます。
暑いのかな?そんなわけないのにな..とは思うけれど、すこし目を離した隙に自らキャリーから出してしまいひんやりする場所に縮こまってしまっていて。
やばい!!!しまった!体温も下がっています。
すぐに温め直して、一旦体温も戻りまたスヤスヤと眠り始めました。

でも・・・見守ることしかできなかった。
やっぱり暖かい寝床を嫌がるように、避けながら
眠るようにお空へと・・・

ああ、ごめんね。寒くなかったかな。
ごめん・・・そして一生懸命面倒を見ていたスタッフさんにもごめんなさい。
その晩のうちにスタッフさんも業務を終えてこちらに来てくれました。
そして別ボランティアさんのところにいるふたりのうち ひとりも昨日お空へ…と教えてもらいました。

人間ができることなんて、なんてちっぽけなんでしょう。
でも本当に一生懸命みなさん必死で子猫育てをしてくれていると思う。
今回わたしは見てるだけだったけど・・・
生きようとする小さな命のお手伝いをほんの少しできるだけかもしれないけど、それってすごく大事なことで。
なんだか色々と考えさせらますね。

もうひとりの子は今のところ元気です!
スタッフさんのところへ戻る予定ではいましたが、一旦はこのままわが家でお世話させて頂きます。
この子だけでもどうにか順調に育って欲しい。
もう飼主さんも決まっているそうです。なので、ほんの少しの期間のお手伝いとなりますが見守って頂けるとありがたいです。

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パパの独り言

ホントに経験に勝るものはない
獣医師先生でも赤ちゃん猫に慣れてないと判断を間違えることがある。成猫ならまだしも赤ちゃん猫は数時間の判断ミスによって命が消えます。。。儚いんです。なのでせめて、どうしても自分たちでみてみたい・見なくてはいけないという状況なら、いろいろな手、獣医師先生・ベテランのミルボラ・ご家族などの力を必ず借りてほしいんです。一番は初めての赤ちゃん猫なら200g切っていたらベテランに託してほしい。それでも消える命もあります。やりたい・かわいいだけじゃできない現実、つらい思いをして、もう2度と保護しないとならない為にも最初はベテランと一緒に経験を積んでほしいです。😸

今いろいろなことを考え中です
新しいお家に行った後のことや猫の防災、いろいろなことを同時進行でしているのでなかなかご報告できていないですが、またおいおいブログにも書いていきます。
以前から何度か書いていますが、大きな施設はこれからはいらない。ホントにデメリットが多すぎる。1家族レベルで想いがあれば十分保護できるようにサポートができる仕組みが作れたらいいなぁとまだまだふわっとですが考えています。その方がメリットがめちゃめちゃある。その時に問題なのが、物資やお金・新しい家族探しになりますがそれを解決できればいいなぁと思っています。でもこれはすでに大型施設でも直面している問題なのでさほど大問題ということでもありません。まだまだ少ないネコ好きをほんのちょっとづつでも増やしていける活動をしたいし、せっかくいい志しで始めたボランティアを大きくし過ぎて考えが狂ってしまった人をいろいろ見てきたのでそんな人を増やさない社会になればいいなぁと思います。

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nekodea*宿と猫

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ミルボラやってます😻

ミルクボランティア🍼※2023.10.10現在 ▶2023年|卒業:13猫 在籍:07猫+ばんちゃん ▶2022年|卒業:30猫 ▶2021年|卒業:40猫 ▶2020年|卒業:45猫 《nekodea》ミルボラ・デザイン・イベント企画 《宿と猫》ねこホテル&シッター・ステッカー販売 my family🐈 だいず🤍あずき🤎くろまめ🖤 居候🐱ばんちゃん

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2022年6月15日追加

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