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猫のコト

「ホントに大丈夫?!」ペットの療法食!?間違った認識を持っていませんか?

ペットフードのお問合せや定期便の申込が増えてきました。
ありがたいことです
その中、結構な数、療法食についての相談というか取り扱っていますかという質問があります。
ひょっとしたら以前から食べていたものを聞いて食べさせている方などもいると思うので
療法食」という認識がない方もいるかもしれません。
今、食べているモノが療法食かどうかも聞いて頂ければお答えします。

※ざっくり書きすぎてしまったので後日少しづつ見やすくしたり場合によってはリンク先なども増やします

療法食の取り扱い

結論から言うと、動物病院以外では販売はできない商品ですので、うちでは取り扱いがありません。
処方なく誰でも購入できる場所での販売はルール違反をしている販売店ですのでオススメしません。

療法食は「療法」ですので(基本)動物病院での販売になります。
療法食は総合栄養食ではなくて、療法に特化しているためずっと食べ続けるものでは基本的にはないためです
詳しくはこちらを読んでもらった方がわかりやすいです。
★動物病院以上のプロのメーカー

つまり、療法食を試してみてあまり改善しないなら、別の治療に進みましょう!という最初の治療(対処)くらいに考えてください
なのでずっと続けるものではありませんし、それぞれの病気(数値)に特化したフードですので、健康な猫や犬が食べるとよくありません。

なので、ネットなどで誰でも買えるものもあるのですが、数値を確認しながら期間を決めていくものなのでオススメしないというわけです。
なので獣医師さんに勧められたたのであればそちらで買うかロイヤルカナンオンライン(他認定店)でも購入できます
ただ、オンラインの場合は、かかりつけ病院の登録や症状の登録が必要です。
※だいぶ前にうちも以前購入しましたがその時は処方がないと買えない状態だったと思います🐻

認定オンラインストアとは?

ロイヤルカナン食事療法食を販売するサイトとしてふさわしい管理と運用方法の基準をロイヤルカナンと販売会社の共立製薬が設定し、共立製薬が認定したオンラインストアです。ロイヤルカナン食事療法食は、認定オンラインストアからご購入できます。

病院の指示で療法食を食べている前提で書くと・・・
オススメの療法食を病院で言われたと思いますのでそれらを上記から購入することもできます

療法食が2024年秋からは、(療法食)上記の認定店もしくは動物病院でしか購入できなくなりました。
しかしながら皆さんに考えて頂きたいのは、「どこで買えるか?(買おう)」ではなく「本当に療法食が必要なペットか?」です
前提は、適切な治療(管理)の元、期間を決めて与えるものなので、指示なく続ける(獣医師がずっと言わないとか)こと自体がおかしいと考えてください。
なので「いつまで続けるの?」ということをしっかり考え、期間がわからないときは動物病院に聞きましょう

なぜ療法食の購入がだんだん厳しくなっているか?
ここを考えてほしいんです。
健康なペットが与える必要がない(予防的にどうしても与えたいならケア食)のに食べると健康被害につながる可能性があるからです。
でないと、メーカーや販社は本来はできるだけ販売したいわけだから、簡単に流通できる方法を考えます。
なのに、かかりつけ医を登録したり、一部の認定店しか販売できないようにしているのは、ペットにとって将来的に本当に望ましくないからです。

勧めて終わり?

獣医師もいろいろいて、すすめるけどその後そのまま何も言われずずっと続けていた・・・みたいな方も結構いらっしゃいます。
これは絶対ダメなコトです。

基本は期間を決めて、期間後再度病院で検査をして安定していたらケア食かもとに戻すという選択をするのが一般的になります。もちろん療法食をさらに続けて安定しなければそれ以外の方法になると思います。
どちらにしても、ずっと続けるものではないとメーカーも言っています。(メーカーにはフード専属の獣医師が多く居て企画・製造にあたっているので、素人ではなくプロ中のプロです)

ずっと続けるというのは効いてないと考える場合もあり治療方針を見直す必要やそもそもの診断が間違っている可能性もあります。(稀ですが・・・)
この場合は、ネコ(犬)にとっても人にとってもデメリットしかありませんので、セカンドオピニオンも検討した方がよいと思います。

どちらにしてもずっと続けるものではないので期間とか次回の検査とか詳しく獣医師と連携しながら療法食をお試しすることをオススメします。
そして、症状なり数値が安定したら、ケア食にした方がいいかもしれません
これはうちでも扱っています。ケア食は総合栄養食で療法食ほど栄養の方よりもありませんのでお勧めです。
その後はケア食を続けてもいいですし、そのままもとに戻してもいいと思いますが、しばらくは定期的にチェックはした方がいいです。

便・尿検査は大事です。便検査は顕微鏡などの設備が必要なので何かのついでに動物病院にいったら見てもらうといいと思います。(前日か当日の便をラップか何かで包んで持っていくと検査してくれます・・・だいたいは💦)
尿検査は100%ではないですが、セルフチェックで尿検査ができますのでそちらで検査するといいと思います。(簡易キットでは検査できない部分もある。)
大体キットが1000円前後で買えますし使い方を間違えなければほぼ病院でやっていることに近いので目安にはなります。コスト的にも猫の負担的にもチェックであればセルフチェックをおすすめしますが療法食を続けて切り替えるかどうかのポイントは病院での検査で判断をしていただければと思います。(ダイソーとかに売っている醤油さし・・・お弁当とかに入れるヤツね。あれに入れて持っていってもいいと思います。やってくれないところもあるし、尿は結晶化も早いので採尿したらできるだけ早くもっていかないとダメです。)
※検査キットはうちでも購入可能ですがネットでも購入は可能です。

何度も言います

療法食は「療法」です。ずっと食べるものではなく定期的に動物病院にいって症状や数値を見ながら与えるものです。
うちはペットホテルもやっていてフードを持ってきてくれる方が多いのですが、その中でもたまに療法食を持ってこられる方がいます。
もちろん獣医師と連携して、与えている場合もあるのですが、そうでない方も多いです。

ただ続けている方・何も言われないからそのままの方がいらっしゃいます。
中には獣医師を信用しきっていて話すら聞いてくれない方が一定数います

獣医師は病気のプロですがフード専属のプロではありません。そして患者一人一人を見れているかといえばそうでもありませんし、人によっては伝わるだろうわかるだろうで伝える人もいます。例えば「療法食をすすめて試してみてください」でその後、何も言われない。なんて言うのはざらなんです。「期間をおいてもう一度検査しますから」と言っても次の予約を取るまで病院側がやらないと、受け手がもう療法食を続けてれば大丈夫と勝手な判断をする(思い込む)こともあります。先生と飼い主の間で意思疎通がしっかりできてないことが多い気もします。だからこうなるんですが・・・。

もう一つ注意していただきたいのは、多頭で一猫が療法食の場合です。多少なら一緒に与える期間(健康な猫と)があっても大丈夫というのは獣医師も言うと思いますが、半年とか1年はやめた方がいいです。なので大変ですが別であげる(別部屋とかケージ内とか)工夫が必要です。

人に置き換えてみると

例えば自分に置き換えてもらいたいのですが、お医者さんから「この数値がちょっと気になるから療法食でしばらく様子を見ましょう!」と言われたときに「どのくらいの期間」とか「どんなものをとか(何が入っているの(成分)みたいなこと)」「それでだめなら次は・・・」とかいろいろ気になりませんか?聞きませんか?そして、何も言われずにいたら、ずっと食べ続けますか?そしてこんなこと人の病院だと起きえますか?多分、期間を決めるか、次の検査予約を数か月後とかに取るはずです。でないとずっと何の指標もなく療法食を続けることになります。大事な家族です。守れるのは飼い主さんだけです。先生に言われたから・・・誰かに言われたからだけでなく自身でも学びを深めて損はありません。
ぜひ、これを機会に、「今は」療法食にはお世話になっていないけど・・・という方も療法食とはどんなものなのか?を考えてみてください

私はフードのプロとして気になったことはメーカーにも獣医師にも聞きます。そのうえでこういったコトをブログにまとめています。
100%正しいかというとそうではありません。猫や犬にも個体差はありますし、若いのか高齢なのかによっても治療方針の判断は違います。そういったことまで含め親身になってくれている先生であればいいと思いますが、少なからずそういう先生ばかりでないということを知ってください。でも正しくないことはわかります。

動物病院等しか扱えないフードなのに、しっかりした知識も、その注意点も伝えず販売をすることに私は正直残念に思うことがあります。
残念に思うのは知識を持とうとしない(注意点を伝えない)動物病院ではなく、何も悪くないのに体に負担がかかることをされているかもしれない猫や犬たちがいることです。
もう少し、ネコやいぬのことを家族だと思ってほしい。売る側も大切な家族がいる犬や猫だと思ってリスクもしっかり伝えてほしい。それが売る責任だと私は思います。

どうしても、先生からもういいよと言われていても、同じ病気にかからないようにと予防のつもりで療法食を続けているという方もいるかと思います。
また療法食明けでいきなり通常のフードに切り替えるのは不安という方は、療法食と通常食の間の「ケア食」を検討してください。
これは、各症状のケアをする食事でありつつ、総合栄養食です。わからないことは質問いただければお答えしますのでなんでも聞いてください(わからなければわかる人に聞いてお返事します)

制度が変わっても…

とは言え、療法食の認定店でしか買えないとか動物病院でしか買えないと言っても、動物病院の管理や知識・伝え方がダメなところもたくさんあります。
認定店以外でも、まだまだ流通しています。アマゾンは療法食に限らず、通常食・ケア食も販売禁止です。それでも売られている。ペットのコトを微塵も考えてない、ただ売れればいいと考えている会社や個人が販売していると考えてください。(正規ルートで仕入れているモノではありませんし、不良品も混ざっています)そして、保護団体は、Amazon物資を多くのところが使用しているはずです。私はこの仕組み自体はすごくいいものだと思っていますが、こと食べものに関してはメーカーが禁止している以上、Amazon物資には入れないでほしいです。理由はそんな動物のことを何にも考えていないところから買わないでほしいからそしてその商品が正規ルートじゃない中身も不確かなモノである可能性があるからです。そんな禁止されてることを平気でやるような会社や個人から安い(むしろ高いときもある)からといって買いたいですか?そんなところをもうけさせて大きくさせたいですか?もっと動物のコトを考えない方法・場所が増えますよ🐻保護団体は買うのは支援者だから金額を考えることもないかもしれないけど、善意のお金が正しく使われないのは私は良くないと思います。そしてもっと安く販売している正規ルートもあるんだからそこから買ってほしいです。支援者もこういったところから物資を届けるのはダメな業者を増やすコトもっと言えば動物を危険にさらすコトだと考えてほしいです。正規ルートで購入して送り先を支援先にすることもできます。(うちでもやります。)なので、一度療法食に限らず、動物たちの健康に直結するフードについて流通も含めて考えてみてほしいというのが私の願いです。こういった療法食の仕組みも変わりましたが、どんなに制度が変わっても運用する動物病院や認定店・ルール違反をする認定店舗・禁止されていることをする認定すらされていない店舗が変わらないと何も変わりません。変われるのは、家族である飼い主さんと支援する支援者さん、保護活動をする方たちです。本当に動物のことを大切に思うなら真剣に考えてみてほしいです。

フード用公式ライン

ここからは定期便のお知らせです🐻
ロイカナとニュートロ
フードとおやつは全品20%OFFです
もちろんケア食も対象です
定期便は6000円以上だと送料も無料
期間も自由にできますし、遅くしたり早くしたりも自由です

定期便の同梱でその他のおやつや猫用品などを購入いただくと同梱なので送料もかかりません
利益は保護猫活動費にしています
私たちの考え方としては別でまとめていますが、誰かに負担になることはしたくないのです。
保護猫活動という名を使ってやりたい放題の団体も多いですが・・・
私は本当に続けてほしいので購入いただく方にもメリットがある方法にしています。

こちらは購入検討の方のみご登録ください
※定期便の管理用のため

質問のみの方はSNS等からDM等でお願いします。

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sakiパパ

sakiパパ

YouTube動画とWEB担当

白か黒の服、メガネは欠かせない。 猫アレルギーだけど猫が好き。

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2022年6月15日追加

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