福井から発信!猫をテーマに、アイデアをカタチに

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防災・救命

能登地震のことについて、闇を感じた~そして自治会へ

こんにちは、世話人のsayaです。

はじめに

もうあっという間に3月・・・あの震災からも3ヶ月も経ってしまいました。
1月に起こったあの頃は被災したペットたちのためにも何かしたいと、自分たち夫婦でまずは情報を集めるために動き回っていたわけですが(主にパパが)行政からは一旦ペットのことはストップと言われ、あちこちのボランティア団体さん・愛護センターも待機状態。個人で勝手に動くのも違うと思い、手伝いや預かりの要請や相談があればすぐに出来るようずっと待っていました。
ブログでもそう書いてきたし有言実行したかった。が、しかし3月になっても今のところ動きがなさそうです。
というか順序を守ったからこそ動きにくくなってしまった。

自身で判断して動いて個人活動しているボランティアさんも数多くいます。きっとSNSやメディアでも皆さん目にしていることかと。もちろん今からでも出来ることはあるのかもしれません。私も被災した猫ちゃんの預かりボランティアならできるかなと今も思っています。
が、特にあちこちと連絡を取り合ったり、付き合いのある石川県の保護団体さんともやり取りしていたり・・・他にも色々と情報収集していたパパ(主人)的には思うことがありすぎたようで、今回の震災の件に関しては私たち個人ではもう控えようと感じているようです。

闇を感じた

あまりにも闇的な部分が見えてしまったことも事実で。被災ビジネスと言えばわかりやすいのかな。
前に少しストーリー投稿もしましたが、被災地の飼い犬猫・迷子犬猫関係なく全て捕獲し現地から黙って掻っ攫い、しかも毛色の綺麗な子を中心に選んでいるとか・・・寄付金と譲渡金を集めてたくさんの犬猫を「被災ペット」という名目で他県で譲渡会に出す・・・これはほんの一部の話ですが、こういった名誉の獲得・寄付金と称したお金・賞賛集めをすごく目にしてしまった。もう、正直うんざりです。全国各地でも寄付・寄付・寄付・・・集めるだけ集めて山積みになり手付かずになっている物資の山・・・

他にもたくさんあるけどここに書くことはできず・・・人間ってなんだろう、ついでに政治家や議員の意味ってあるの?とまで突き詰めてしまう(笑)
まぁそれはさておきもちろん頑張ってくださっているボランティアや現地で働く方々には頭が上がりません。もし何かできる事があればとは常に私も感じています。
現地を手伝っている福井のねこさま王国のボランティアさんもそろそろ活動に一線を引くそうです。現場でも本当に色々あるようで・・・話を聞いていると人間の闇だらけです。でも迷子猫ちゃんを何匹も見つけたりと成果はあったみたい。
ネットやSNSでは良いことしか発信されていない。でもたまに正論だったり現実を書いている方も最近はいます。ちょっとそういった話も少し耳を傾けてみるとリアルが見えてくるのかなと。
とにかく寄付は感情的にならず一旦慎重に・・・と願います。

見つめ直すきっかけにしたい

でもこれを読んで、被災地を見放した!何もしない!という意味ではないので。個人的に出来る事はこれから先もやっていきます。
いちいち発信する事ではないので言わないだけで(それをするとその辺の賞賛集めYoutuberと一緒になっちゃう)私たちなりに手伝える事はする。ご相談があれば話も聞かせていただくし、これは発信した方がいいと思う事はSNS等を使わせてもらいます。
先日ブログ内で物資協力していただいた、迷子ペットの捕獲に使うグッズも活動者さんへしっかり渡しました!ありがとうございます。

暗い話になってしまってすみません。でもこのブログを読んでくださっている方には共感してもらえる人も多いのかなとも思ったり。
きっと何かできることはあるし、これからもそれを見つけていきたいです。
能登地方の1日も早い復興を願ってやみません。きっと被災地を想う気持ちはみんな一緒ですもんね。

*写真は以前の可愛い卒業生たちです♪

パパのちょっと考察

※今回は独り言レベルではない

「ここからは長いし、不快に感じる人もいると思うので読みたい方だけどうぞ」
冒頭は批判的な内容が多いので飛ばしてもらってOKです

闇を感じてしまった
とは言え、実際に現地で被災している方もいるわけで…
隣県で明日は我が身と考えつつ
いろいろな葛藤とモヤモヤ感の中
一旦立ち止まることにしました。

すごく思うコトがあり・・・
・政治利用された現場
・ボランティアビジネス
・メディアの偏向報道
・偉そうに各地のイベントで被災のことを語っている団体トップ
・防災士の連携
他にも書きたい羅列したいことがたくさんありますが誤解を招きたくないので止めときます。
ほんとに誰かのために向き合っている人もたくさんいるので。

普段から防災のことを「現場を経験してきた体(テイ)」で発信したり
登壇してもっともらしいコトを偉そうに言っているけど
結局意味ないじゃん!ってマジで思った。
近くで見ないとわからないことがすごくあると感じたし、だからこそ論点がずれてることを伝えていると思った。
悲惨だ悲惨だ、お金が必要物資が必要がほとんどで、実際、どんなことに困り、自分たちができないここの支援を求めているみたいな具体的な話や、被災していない人が今後防災に対してどう向き合うべきかを考えてもらうきっかけみたいないこと。実際自分たちが被災したらどこまでは自分たちでも自立していくかとかを話せている人はほとんどいない。
これでは繰り返されるだけだと思いました。
悲惨なことを伝えお金や物資を集める目的なら、お金や発信力のあるひろゆきさんのような考えで
みんなが投げ銭した何倍とかで被災地に寄付をするみたいな意味のある集め方をした方がよほどいい。

防災士の資格もとっただけでは絶対ダメ
防災士になるとおそらく各県の防災士会に入る方も多いかもしれません
ただ、少なからず見定めた方がいいです
わたしも入ろうかと思いましたが、深くは書きませんが入りませんでした。
タイミングもあったかもしれない。
防災士の資格は取るうえでのカリキュラムは地域差があるかもしれませんが
とても役にたつ情報がすごく多いです。
とる価値はありますが使い方を改めて考えようというきっかけになりました
各地における仮説、災害が起きたときの連携など
一歩づつでも進むしかないと思っています

同じくペット防災の資格も資格のカリキュラムも
正直言うと、まったくとは言わないですが
それぞれの地域性や各市町の日常の取組などによって
支援の仕方も被災を受けた側の動きも変わるので
ほぼほぼ使えません。
受けてる方主催している方これから受ける方を否定しているわけではなく
実際に災害をみて、その復興過程を見るとこれじゃないと
私は感じただけだし、災害が起きてから動けることはほとんど
ペット防災に関してはないと言えることです。
人命優先でペットは数か月後からというのが一つの定説になっているから。

でも私は違うと今回はっきり思いました
だからと言って、人命優先で動いている自衛隊や行政の復興の邪魔になるような
身勝手な支援を初動でしていた団体や個人に関してはダメだと思います。
適切なルートで連携をしながら動く基盤を作るという意味です
つまり基盤があれば、人も動物も並行した活動はできると思いました
むしろそうあるべきだと思いましたしそれがないから混乱や情報の偏りも出ていると思います

地元のボランティア、近隣のボランティアを止めた行政、それなのにいざ始まると県外の大手ボランティアが中心
???ハテナしか出なかった。
馬鹿正直に待って結局コレかよって・・・
地元のボランティアも待て待て言われて、それでもどんどん県外から
止まらない人とボランティアの波。
「なぜ地元は動かない」と心無いコメントやDMも多くあったそうです
私たちも多分思われていたであろう。
思われることは私としてはどうでもいいんです
ただ、〇能な行政に止められて動かなかったコト
目の前の動物に向き合えなかったことに
後悔があるんです。
結局は自分で決めた考えと行動です。反省しかない。

行政としても、正式に物資やボランティア・募金を募集したりお願いしたりしているのに
いまだに、現地の動画や写真をアップしながら、お金集めや物資集めをしている人達・団体
誰のため?何のため?
自分たちで使う目的以外は
直接、募金は行政指定のところを案内すればいいし、物資も必要なものを募集している所を案内すればいい
「集めることがオモシロくなってるのか?」使わないものまで物資依頼したり
ほんとに寄付を募って正しく使われているのかも疑問。

これだけで一旦立ち止まったわけではもちろんないです
むしろこれは氷山の一角で結構いろいろ書いてるけどかなりオブラートに包み過ぎた内容です。
とても言えないコトや感じたことが本来立ち止まったきっかけ。
私たちのコト・普段の活動を見てもらった方であればある程度「立ち止まるという決断」をしたことで
どんだけのことを思ったのか、理解していただけるのではないかと・・・💦
それでもその数倍増しのことを感じたと考えて頂いても大げさではないです。

私は無意味な発信や目的が間違っている(気づいたら正す)発信はキライです(※個人的な意見)
本来、被災した方への支援や現状を正確に伝えるコト、頑張っている姿をみて周りももっと頑張らないととか
復旧の過程でもっと魅力ある街にしていく地元の人たちとか、そういったことが大事だと思っているんですが
ほとんどの発信者は「自分が自分が」
物資を集めている・能登のために寄付を募っている私たちってステキ✨みたいなのが多い。
何なんだこの自己承認欲求は?!

簡単な見分け方があります。
自己承認欲求が強い人は、知識も行動も押し付ける傾向の人が多い。
当たり前です。承認欲求が強い=自分を認めてほしい→認められている自分は正しい→正しいことをしている、言っている私のいうことは聞くべきだし間違いない→だから押し付ける、という思考になるわけです。
ほんとに目的がある人は、伝える相手に「考える」「思考」を求めます。
ほんとの意味で多様性を理解して、「正しい事実だけを伝えて」それをどう「感じるか」
「どう考えるか」「どう行動するか」は相手にゆだねる傾向があります。
百人百様、人それぞれ考えが違うので合わせる必要がないし、考えを変えてもらう必要もない
ただ、誰かの意見を受け入れるだけじゃなくて、自分で考えて「どうする?」を決めた方がいいと考えるんです。
これは獣医師もボランティアもコメンテーターも同じです
私は前者にはあまり近づきません🐻くわばらくわばら

冷静に見てください。壊れた街並みや壊れた道路、それらを利用して自分たちの名前を売っているだけだったりしませんか?
結局は自分の団体の募金集めなどに利用されているだけの災害にみえてしまうとか・・・
まともな団体というか本当に心から支援をしたいと考えている・している、ところはそんな過激な発信や募集はしてないです。
する必要がないんです。何度も行ってますー。こんだけ届けましたーみたいなことはホントに被災者のため?
被災者にとって大事なのは何でしょうか?時間軸でも変わってきます・・・
じゃよさげにみえてるあの団体は?あの人は?どうですか?

私は常に、「これって何のためにやってるんだろう」を考えるようにしています。
自分たちの発信やミルボラもです。
ほんとに、猫のため?猫の家族のため?猫と人が住みやすい環境を作るため?
そういう視点で見続けると見えてくるコト・いいことをして「い・そ・う」なところでも闇を感じます。
ぜひ皆さんも一旦、ヒト(団体)に注目しないでコト(実際の結果)に視点を置いてみてください
ひょっとしたら支援先や見方や行動が変わるかもしれません。

ここからは私としての考察
避難所が開設されその中で同行同伴避難が推奨されている中
この3つに分かれました。(脱走や行方不明はのぞく)
①とても連れて行けない雰囲気・おいてくるように指示
②避難所近くで車中泊
③避難所内で同伴避難

大半ほぼほぼは①
多少②
超まれに③
実際はこんな感じです

ペット同行同伴避難を推奨している県でも実情はコレ
福井県も同じ発信を県としてはしているし環境も似ているかも知れない
つまり県としてはダメとは言えないので同行同伴避難を推奨しますというスタンス
しかし実際それを実現するために普段から動いているかといえばほぼ動いていないです。
福井県も基本各自治体の、自主防災にゆだねていますし、実際聞いても、まったく想定していないです。

③避難所内で同伴避難に注目しましょう
数百あった避難所で数か所だけこれができていたそうです。
聞いた話だと、避難所のトップの考え方だそうです。
たぶん動物も好きなのだろう・・・

ひと昔前と考えを変えないといけないことがあります
単に動物はペットではなくパートナー・家族化していること
つまり支えである可能性です。
動物を救うことが人の心を救うことになる

この現実をもとに私が考える防災の未来は・・・
みなさんが住んでいる自治会活動にペットと暮らしているなら
積極的に参加してください!という活動です
まぁ他にもいろいろあるんですが・・・
これが最優先だと考えました。

災害が起き、各避難所が開設される
その時に、今はどうしても動物との同行避難は少数派なんです(言えない人もいるし)
だからこそ日ごろの自治会活動が重要で日常的に動物との暮らしが自然と出る環境を「今」住んでいる所で行うコトが重要だと私は考えます。
想像してみてください。
最初は日常の会話から動物の話題が自治会・ご近所であるレベル
自主防災などで行う防災訓練に「ペットとの同行避難」なども加わる
備蓄などでペット用品が加わる
家の中でもペットとヒトの備蓄がされる

自治会というのは行政との地域とのパイプ役でもあります。
つまり、災害が起きたときに真っ先に自治会に連絡が行くし、安否確認などの
起点になります。
いろいろな意味で地域で過ごす上で大事です。
ただ、昨今、その役割は形骸化されほぼ機能していないといっていい
うちの自治会も連絡網がやっと9割がLINEにここ1~2年で変えることができ増したがそれまでは家電です(携帯でもない)
田舎に行けば行くだけそれは顕著で災害が起きたら安否確認がすぐできないと思いますし
安否確認に危険が伴います。
変えることができたと簡単に書きましたが、マジで大変です。それば別の機会に・・・

どうでしょう?
なんとなくでも、被災した自分や家族を想像したときに「どう行動するか?」の起点が自治会(避難所)でその環境・考え方が変わったら本当の意味での「ペットとの同行同伴避難」が可能になると思えてきませんか?

わたしもここ数年、猫と関係ないコトをまぁまぁやってきました。でもそれは最後は猫との生活のためになると思って行動しています。
一見関係ないことでもいいから猫との生活を想像しながら、今、職場でご近所で人との付き合いなどできるコトから考えてみませんか?

ひとりでも多くの方が「考える」ことを積み重ねた先に「変化」が来る気がします

ここまで読んでくれた方!👨
スゴイです🐻
ちょっとした論文も苦なく読めますよ!きっと💦

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2022年6月15日追加

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