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猫業界の闇

【猫ボランティア】保護団体の闇と心理学の悪用

まずは
2021年の福井新聞の記事で杉本彩さんが「保護団体の闇」についてまとめている記事を読んでみてください。
杉本彩さんがどうという話ではなく内容を見てほしいんです。(何度かブログでも触れています)
実態は結構ひどいし、ひどいところに限ってよく見せてる
自己犠牲を売りにする
可哀想をアピールする発信をする

福井新聞記事

なかでもぜひ読んでほしい部分を抜粋します

行政の施設から譲り受けては、無責任に横流しをし、保護数のカウントを稼ぐ団体もあります。数は賞賛に繋がり、賞賛は寄附に繋がる。これらを実感しているから、保護の質や動物の幸せよりも、常に数を追い求め、ただ命を救えばいいという、動物福祉を無視した活動になる傾向があります。しかし、これでは本当の意味で救うことになっていません。動物保護団体に、これらの問題がありがちなのは、保護された直後の痛々しい可哀想な動物のアピールが大きな影響力を持つからです。また、殺処分から救われた犬が人のために活躍する美談も人々は大好きです。ドラマティックな宣伝広告をすることで、人の心情に訴えます。それらに心を痛めた人や感動した人が、寄附をしてくれるという、人の心理傾向があるからでしょう。それがゆえにこうした団体は、これらの心理を巧みに操ることが上手いのです。
もちろん、寄附を集めなければ運営や活動もできないので、寄附を正しく使うなら、集めるために工夫を凝らすことはなんの問題もありません。実際、動物たちは傷ついていることも多く、それらの事実を過剰な演出や嘘を加えず、問題提起するためにも、ありのまま伝えることは重要です。
【2021年11月13日福井新聞オンラインより抜粋】

ほんとに人の心理を巧みに利用するんです。私も心理学を少し大学で学んでましたし心理学が好きなので勉強を続けていますがこういう心理学を悪用している団体個人が本当に許せない。私がかわいそうな動画をアップしたり殺処分間際の猫を救いました的な発信をしない理由がここにあります。お金を集める「目的だけ」ならするかもしれません。仮に目的が猫でもこんなやり方は絶対にしません。私の実家は愛媛県。愛媛県は自然に恵まれた四季のすごく感じられるいい土地です。でも猫の保護に関してはなかなか進まない土地であったりします。理解を求めるのは難しいと思います、なので殺処分もあるでしょう。そんな場所に福井(私の今住んでいるところ)から実家のある県の殺処分をゼロにするんだ!とか。和歌山や高知の殺処分ゼロにするんだ!といってそういったところから猫を集める。これらは何をしているか?他県から遠くの地域に行ってまで猫の殺処分を救った!そこまで猫のために動けるんだ!情熱がスゴイってだいたいの方は思いませんか?! まさに賞賛なんです。賞賛を集めて誰にでもできない真似できないをいかに作るかが💰を集めるポイント!これをやってるところは表向きはやさしい顔をしていますが猫のコトなんて全く見てないですよ。っていうようなことを記事でも書かれているわけです。
2020年の犬猫の殺処分率ワースト1が高知県、2位が和歌山県、3位愛媛県ですので例に挙げています。もちろん率なので数ではありませんがある種行政の考え方の指標にはなると思いますし、そんな中現地でも頑張っている方もたくさんいると思います。愛媛は3位か・・・3位で殺処分率は実に89.8%、ほぼ殺処分です。

そもそもどの県のボランティアも自分の県を守ることで精いっぱいだし自分の県の殺処分ゼロを安定させたもっと先にこれ以上捨てられる猫や無意味な繁殖を繰り返さない啓発もする必要もある中で他県を見ている余裕はないはずです。まずは足元を固めるコトが大事です。それに他県から猫を連れてくるデメリットは感染症(特に致死率が高い・感染力が強い)を運ぶ温床になります。なので保護して検査・駆虫・健康診断をしっかりした猫を譲渡したり保護施設から引き出すならまだいいですが、いまだに殺処分をしているところはほぼそこまでしているとは到底思えないし実情ほぼほぼしていません。できるわけないんです。予算とヒトの問題をまず解決しないと決断が工夫無き安易な殺処分になるからです。そのリスクも知らない、学ぼうともしないところが賞賛のためになんでも演出してやるんです。私なら他県の支援をする場合現地で完結する方法を一緒に考えて場合によっては一時移住してでもホントに猫のためならやると思います。それはその地域の根本を解決しないと永遠に猫を引き出さないといけないし何より県内の同じようなことをしている団体・個人や動物関係の仕事をしている人にも影響が出る場合があるからまずやらなないしやるとしても検査を徹底します。(連れてくる前にです)

記事にもありますが、わたしも思うところがあります。
まともな保護団体は寄付を募っていても「どこにあるの?」っていうくらい寄付する口座や募集自体が目立たない。
頭の中が猫のためだから、どうしても前面に猫が来るんです。良くも悪く(悪くもと書いたのはグロい画像とか見たくない人もいるからですがそこにこんなことがあったという事象以外の「お金とか物資など」の目的がない)もそのままを伝える。SNSにも寄付金のことや物資のことはほとんど書いてない。それだけすでに「活動内容をしっかり見てる支援者」が一定数いるし必要以上集める必要がないから「寄付が前面にこない」
つまりこの逆の(全部ではないですが・・・)ことをしているところは注意をした方がいいってことです。
・SNSにやたらとかわいそうな猫や悲惨な惨状をアップする(演出やポエムみたいな文章付きでやたらと感情に訴えかける内容が長い)
・ホームぺージやSNS(毎回)で常に目立つところに「支援」の文字と振込先がすぐわかるところにある

学問や学びは人や社会を豊かにするためにあるんだと思います。それを間違った使い方をするのはホントに許せないし私も騙されたこともある。その時、人が一時的にかずっとかはそれぞれですが信じられなくなることもあります。もっと言えば業界を嫌いになることもある。関わりたくないとか。だまされたということは、気づくまではイイことをしていると判断していたわけです。この意味がわかりますか?!

私はこんなことを自分に問いかけています
盲目に信じすぎてはいませんか?
「ん?!」って思うことがあるけど、●●がやってることだからと見ないふりをしてないですか?
言っていることをやっていると思いこんでいませんか?
真実かどうか「こまかく観察」していますか?
ひとつのコトだけで善悪を決めていませんか?

人はプライドやだまされたという恥ずかしさからや家族・友人知人に相談や助けてが言えないことで今いるところから抜け出せないことが多々あります。
潜在的な意識下であったりする人もいるので本人は気づかないことも多いです。
なので日ごろから、いろいろな問いかけを自分にしてみたり、意識的に家族や友人と猫のコト・保護のコト・支援しているコト(支援先のコト)など話をしてみてください。周りが違和感に気づいてくれることもあります。心理的バイアスがかかると自分ではどうしようもないこともあるので日ごろからいろいろな人に猫の発信がてらして話をしてほしいんです。SNSで見ている人がいなくてもつぶやいてみてください。冷静な時に振り返ると発見することもあります。

お買い物とかにもありますが「今すぐ買えば○○を●●で手に入れられますが、そうじゃないと二度と手に入りませんよ」に近い表現を見ることがあると思います
これをボランティアに置き換えると
「今すぐ(お金・モノ)必要(緊急性)」「あなたが迎えてくれないと次が保護できない(恐怖・脅迫性)」「あと●日で殺処分される(脅迫)」「大切な命が失われる(喪失)」こういった言葉にはホントに注意しましょうね!私も現状にすごく危機感もありますがこれらを伝える意味は本質的な部分では、はっきり言ってありません。自分が望む「行動をさせるため」に「あなたの心を押す(言い訳を作ってあげる)」ために「かける言葉」で洗脳の常套句です。そこに嘘とホントをちりばめて二人だけの空間(一時的にでも誰にも相談しない場所で個室とかSNSのやり取りでも作れる)で話したり聞いたり見たりしたら嘘も含めてホントになるし、なんだか自分が今すぐやらないと見たいな心理状態になる人がまぁまぁいたりするんです。ただ単体の言葉ではそうはならないし警戒している人ほど嘘とホント(ホントはその人が知らないけど真実のデータだったりすると効果的で相手を盲目的に信じる傾向があります)がわからなくなりがちです。心理学を巧みに利用すれば人を嘘だけで信用させることも思っている以上に簡単なんです。そこにホントが混じるとまぁ信じます。
ただ心理学というのはこの部分だけで言うと、本来は「真実を言っているのに信じてもらえない時に真実を伝える方法」だと思うんですが、これを新興宗教の一部(あくまで一部です)では、うそを真実に変えるためや目的に誘導するために悪用するわけです。

今身近で同じ様なセリフを聞いたことありませんか?
心が動いたときはいいコトでも悪いことでも注意しないとダメです。
節約家が無駄なものを買わないためにネットショップだったら1日2日買い物かごに入れたままにして3日目くらいに見ると意外と買わない選択が増えますよ
みたいなことを言います。
これは何が起きてるかというと、かごに入れた瞬間はそのサイトを見て「買わなきゃ!」と心が動いてポチったわけです。でも数日たつと「不要だと気づく」ってことで知らないうちに心理的に誘導されていることがあるんです。
外資系の飲食チェーンだとわざと製造過程を見せたり匂いの演出をしたりして行列を作るというのはまぁ有名な話ですが、これも心理学の応用です。
並んでいる=おいしいだろう。という錯覚。高くても買ってしまう要因でもあるし、何時間並んでも買いたいとなるし、それまでの並んだ時間や労力で「そこそこのモノ」であればおいしいとさえ錯覚してしまう。買えない人も話題にする「めっちゃ並んでたよ(おいしいというイメージ)」でもなんてことはないモノだったりします。
ダイソンも有名な話ですが「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」なんですがこの言葉ってうそをついてないのに一定数誤解する人がすごく多いしそれがクレームに発展することはほぼない販促の教科書のような魔法の言葉なんです。
冷静に見ても嘘は一つも(当時は)言っていません※今は他のところでもあると思います。
当時はホントに電池が切れるギリギリまで吸引力が落ちない掃除機はダイソンだけだった。さらになぜか一定数は「吸引力がスゴイ」と錯覚するんです
でも一言も吸引力がスゴイなんて書いてません。でもクレームになぜならないか?そこそこ一般的以上に吸引力があるからです。でも吸引力だけなら、日本製の方が圧倒的だったりするんです。しかも圧倒的にダイソンの方が金額も高い。これも心理学をうまく利用している一例。でもこれで日本の掃除機メーカーは自分たちの方がいいものを作っているという自負はあってもどうしていいかわからない(日本は当時宣伝が下手すぎた)から大した対策もできずかなりの打撃を受けたんです。使っているかどうかは別にして掃除機で有名なメーカーを聞くとダイソンがたぶん1位じゃないですかね😻
話が若干それましたが、それだけ心理学をうまく利用すると自分たちのウリが伝わり期待値も上がり価値を感じてくれる。
逆に悪用すると言わずもがなです。

なので一旦常套句みたいなことは考えてみてください。
いいことをしている(た)と思い込んでしまっているだけに真実に直面するとホントに衝撃的で人によっては人生が変わることもあります。
立ち止まって慌てず冷静に聞けるなら周りに相談してみませんか?!
なので私はなんでも話すようにしています。👨🐻

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nekodea*宿と猫

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ミルボラやってます😻

ミルクボランティア🍼※2023.10.10現在 ▶2023年|卒業:13猫 在籍:07猫+ばんちゃん ▶2022年|卒業:30猫 ▶2021年|卒業:40猫 ▶2020年|卒業:45猫 《nekodea》ミルボラ・デザイン・イベント企画 《宿と猫》ねこホテル&シッター・ステッカー販売 my family🐈 だいず🤍あずき🤎くろまめ🖤 居候🐱ばんちゃん

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