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ミルボラ体験記

猫の乳飲み子「ミルクを飲んでくれない」「育て方がわからない」「体調が悪そう」ってことありませんか?!

こんにちは、世話人のsayaです。

大賑わいの乳飲子猫ちゃんたち

Instagramでも投稿している通り、現在赤ちゃん7猫さんたちで大賑わいです。みんなとても元気よく、ミルクも上手に飲めて体重も順調に増えてっています。
もうそれだけが本当に本当に嬉しいことで。

毎度思うのですが、この子達のかけがえのない一瞬一瞬に立ち会えてお手伝いさせてもらえているということが、すごくありがたくて嬉しいなと感じています。
もちろん元気だからこそ言えることで・・・どうかこのまま何事もなく無事に成長できますように。
次のブログでは新しいお名前(仮名)も決まっていることでしょう!

赤ちゃん猫育てのご相談

さて、今年の春は個人保護・ボランティアの方も含め、「乳飲み赤ちゃんを保護・育てている」方が多いのかな。
というのも「ミルクを飲んでくれない」「育て方がわからない」「体調が悪そう」などなど相談DMやコメントを先日からパタパタと何件か頂いております。

とにかく言えることは、まず不安に感じたらすぐに動物病院へ行ってください。
私の目線でよければ相談や、アドバイスもさせていただきます。しかし、電話や文章では限界がある。
遠い地域の方からのメッセージがほとんどで私はどうしてもその場には行けません。そして経験があるというだけで獣医師ではないので・・・
子猫が体調を崩すと一気に容態が下降します。早めの判断が必要、というか躊躇なく病院へ直行してください。

気をつけないといけないのが、生まれたばかりの赤ちゃん猫を育てたことがない獣医師さんもたまに居ます。まずは病院へ電話で問い合わせてみる・地域のボランティア団体へ相談するなど、事前に頼れるところを探すようにしてもらえると安心かと。
ボランティア団体や経験者も様々なので、信頼できるベテランさんがいると良いです(上手く言えないけど、ベテラン風(できる風)に見せている人もいるので難しいけど)

初めての方だと哺乳瓶での授乳は少し困難かもしれません。私も初めはそうでした。うまく吸い付いてくれる元気な子ならいいのですが、全員がそうではないから。
シリンジで飲ませるのも一歩間違うと気管に入ってしまいます。そうなると命取りになってしまうので、見よう見まねではしないほうがいいです。
本来なら隣でこうするんだよ と教えてもらえるような先生が各地に居たらいいんですけどね。とはいえ、それも個々のセンスというか育て方・やり方はそれぞれとは思いますが・・・
※あと獣医師のアドバイスや許可がない限り、勝手な判断でカテーテル授乳は決してしないでください。

今まですでに保護が遅れていたり育て方が悪かった状態でのバトンタッチでうちで預かる子がいましたが、やっぱり悲しい結末になることがあります。
去年そういった経験があり・・・未経験の人が育てていたらしいのですが、なんでもっと早く連絡しなかったのか・決断できなかったのか(詳しくは書けないけど間に経験者を挟んでいたにも関わらず)なぜこんな状態でうちに来たんだ!と悲しいし悔しい辛い思いをしました。
あの子は初動を間違えていなかったらきっと育っていたはずだ。

猫はアクセサリーではない

よく乳飲子を育てたい!可愛い!やってみたい!子猫が欲しいから乳飲子を探している!というワードもよく聞きます。その気持ちは決して否定はしません。むしろぜひやってみて!と思います。
きっとかけがえのない瞬間に立ち会えます!

でも中にはアクセサリー感覚・寄付目的・SNSでバズりたい・・・といった厄介な人も見え隠れしています。

そんなな気持ちで育てていると、大事な猫の命が置き去りになっているんです。そして悲しい結末になる。もうその命は帰ってきません。
その悲しいことも美談に仕立て上げ、SNSではポエムのような文章を書き綴り自分に酔いしれる。そして賞賛や寄付が集まる・・・もう闇。
完全に猫のことが置き去りになっていますよね。こんな人たちも今までにたくさん見てきました。
自分は決してそうなりたくないし、そういった所へは保護してもらいたくありありません。
このブログを読んでくださっている皆さんが少しでも上記のようなSNSや賞賛&寄付集めの自称ボランティア(NPOも含む)に気がついてくれたらな・・・と思って書いています。

とにかく赤ちゃん猫はたった1日で命の危機があるので、無理だと思ったら1秒でも早めのご判断を!
もし福井近郊であればお手伝いできることもありますので、乳飲子猫さんを見つけた・保護した場合はいつでもDMください。

パパの独り言

書いてたらやっぱり長くなってしまったので見たい方だけどうぞ

私たちも最初からできていたわけでもないし、まだまだ、終わることのない学びの途中。
ミルボラにも段階があると思っています。最初はほぼ離乳期の400g前後の乳飲み子?!風から徐々にいろいろなことをちょっとはわかってきたら小さい子という感じです。
はじめてとか1~2年で100g前後の赤ちゃん子猫をお世話し続けるのは、はっきり言って無謀です。一晩は仕方ないこともありますが出来るなら慣れてる人に託してください。うちに連絡してくれてもいいです。
遠くても協力できることはします。
1~2年ちょっと大きい赤ちゃん猫のミルボラを続けて、近くに誰か聞けるベテランや獣医師(ちゃんとミルボラをわかっている)がいる状態で始めてほしいです。100g前後の生後数日レベルの子猫は元気な次の瞬間危篤状態に間違ったミルボラをするとなりやすいです。そのくらいデリケートなんです。単にやりたいとか気持ちだけで何とかなるモノでもありません。いまだに正直怖いです。

小さなボランティアを推奨してますし、チャレンジをしてほしいと日ごろから言っていますが、あくまで徐々にです。それはなぜか?!一番は小さな命を守るため、もう一つは、せっかく始めたミルボラをやめてほしくないからです。ノー知識で近くに頼る人がいない状態でやると必ず、いつかつらい結果につながります。(そうでなくてもいつかそうなります。)その時に、あとあと後悔をしてほしくないし、もう二度と猫に関わらないとか思ってほしくないんです。子供のころやったおままごとやお医者さんごっこが心のどこかに残っている大人は少なくありません。なんか凄そうとか出来る人っぽく見えるとかだと思いますが、やたらと医療行為やそれに近いことをしている方を特に保護団体で見かけます。仮に獣医師の指導の下やっていたとしても、それを安易に説明もなくアップしたり誤解を招くと素人が真似をしてしまうことにつながります。何より獣医師に任せましょう!と強く言いたい。一時的な処置などは多少理解できますが、明らかに目立つことが目的になっています。動画回してないところで「それやります?」的なことや、そんな切迫した状況で動画撮れるもんか?!的なことが多い。そしてそれに「見てる側」もイチイチ「反応」しているのも「ダメ」です。だってそういう人はその「反応を待っている」んだから。いいことも悪いこともコメントなどのアクションをすることは多くの人の👀に触れるというのがSNSの「仕組み」です。コメントを書けば書くだけ、気になって見に行けば行くだけ、バズるんです。だから、ダメなコトでも過激なことをする。明らかにダメなモノには「見ない」「反応しない」がベストです。ダメなモノを「見てる・書き込みをする」時点であなたはダメなところの「広告塔」ですよ🐻

相談のDMとか全然躊躇せずにしてください。(特に緊急なモノは迷わないでください)
その時に、一つ正しく伝えてほしいんです。はじめての方は基本月齢はほぼわからないです。(獣医師でもわからない)
ミルボラを続けていても多分、正確にわかる人はいません。(だいたいはわかりますけどね)
だいたい、生後1~3日の子猫がミルクを飲んでくれません的な言い方をされて写真を送ってもらったり、グラムを聞くんですが、まぁだいたい3週から1か月以上の月齢です。
そのくらい動画と実物は違うんです。だから月齢で言わなくていいです。
その代わり、必ず、グラムと写真(比較できるモノと一緒に撮影)を用意しておいてほしいんです。
この2つの情報でだいたいの月齢はわかります。
痩せ方と体重👀が空いているとかへその緒の状態(取れる前取れた後)の状況でだいたいホントの生後間もないかどうかとか…
ここを間違えると対処が全く変わるので、アドバイスも間違えます。
そしてホントに生後数日レベルの乳飲み子の場合、初動が遅れるとどんなに元気に見えても(ただ辛くて暴れてたり・鳴いてるだけかもしれない)次の瞬間変わるし、うまくベテランに繋げても
遅れれば遅れるだけ、危険な状態な場合もあります。だからはじめての場合は必ず誰かに託してほしい。
よくSNSとかで生後数日の乳飲み子がこんなに成長しました見たいな投稿をあげている方がいますが、ほとんどが生後数日だと思い込んでいるか、スーパー奇跡的に勝手に育ったという状態だと思ってください。
そのくらい100g前後の乳飲み子をはじめての人が育てるのは無謀なんです。とにかく、成長も見れるのでgは最初のうちは計りましょう!😻

獣医師も日ごろからホントなら見つけておいた方がいいのですがそうもいかないと思います。
そんな時は、地元の「ミルボラをしている」保護団体に連絡してください。
病院くらいは紹介してくれると思いますし、丸投げでなければ協力してくれる可能性もあります。
但し、どちらも過剰な期待はしないでください。
猫のコトははっきり言って解明できていることが少ないんです。ベテランだろうが獣医師だろうがわからないことだらけ、さらに子猫をみたことすらない
獣医師に何か言ってもわかるわけがありません。ベテランミルボラの方が獣医師を知識も処置(医療行為はダメ・伝える(相談)だけ)もできることが少なくありません。

また、保護団体もいきなり怒鳴りつけてくるところが結構あります。(私たちもくらった)
もちろん怒鳴りつけられても協力してくれるならまだいいんですが、そんなところは怒るだけ怒って何もしてくれないんです。
まぁどちらにしても怒鳴るような団体に渡さない方がいいです。😻

こんな長文を読んで頂きありがとうございます。
ここまで見た方はきっと猫に対して真剣なんだと思います・・・じゃないと読めない💦

たまにミルボラっぽいブログも書きますので今後も呼んでくださいねー👨

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sayaママ

sayaママ

Instagramとブログ担当

幼少期からほご猫と暮らす環境。現在は3猫のママ。 デザイナー・猫ホテルとミルボラの世話係。

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2022年6月15日追加

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