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ミルボラ体験記

89g小さくて細すぎる赤ちゃん猫 懸命な姿に感動する

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【89g→96g】細すぎる赤ちゃん猫頑張ってグビグビやってます【保護猫生活2日目】

新入生の牛柄赤ちゃん

こんにちは、世話人のsayaです。
週明けから来てくれている乳飲子の3猫赤ちゃんたち。
見たその時からとても痩せ細っていて・・・特に白黒さんふたりは初日ほとんど動かずで体がとにかくすごく細い!足は小枝のよう、触るのが怖いくらい骨ばっているというか、こんなに小さいのによく持っていたなと驚きました。

キジトラさんは割と元気でミルクもよく飲めたのでホッ。
しかし白黒さんふたりは、皮膚の薄いお腹や足先などは紫色・・・というか黒
きっと低体温状態が続いていたのではないでしょうか。とにかく温めてお腹いっぱいにミルクを飲んでもらうしかない!
幸いにもみんな吸う力があって、本当にそれだけでも助かりました。
白黒のひとりは翌日からどんどん元気になって、お腹もうっすら通常のピンクに戻ってきた感じです。
ただ牛柄の子はまだぐったり。ミルクは飲んでくれるのですが飲む量が本当に少なくて、すぐに要らない!と口を外してしまいます。
でも吸ってくれてはいる。少なくっても飲みたい!って気持ちが伝わってきます。その僅かな吸うというこの子の行動に掛けるしかないなと。
とにかく小まめに量よりも回数!それでこなすしかありません。
兄弟たちとは寝床を分けて(元気な子たちと一緒に居るともみくちゃにされてしまうので)繰り返し繰り返しちびちびと飲んでもらいました。

来たのが月曜、そしてこのブログを書いているのが金曜。
おかげさまで体重も増えつつ持ち直し、元気に鳴いて動けるようになっています!!今日はお腹もピンク色になっています。紫色がようやく見えなくなりました!本当に良かった・・・!牛柄ちゃんがんばりました!
もちろんまだまだ小さな赤ちゃん。油断は全く出来ないので引き続きしっかりとお世話させていただきます。

実はこの子たちを迎えに行った月曜、愛護センターのスタッフさんたち牛柄ちゃんを見て「これはちょっと・・・」と…言いたくないけど看取りになる可能性が高いとみんな思っていました。私も正直覚悟を決めていた。
でもでもがんばるぞ!って牛柄ちゃんの想いが勝ちました。
とりあえず危険な一山は乗り越えたと思います。
もっともっと勝って勝って、大きく元気に育ちますように。

もし乳飲み子を見つけたら?

乳飲み子に携わった時の初期行動は…
今年うちに来た乳飲み子さんたち3件は人からのバトンタッチ案件です。発見者・相談者が数日育てて「困難だ」と判断、いろんな経緯があってこちらで引き受けたという流れです。
事情も状況もさまざまですし、なんとか自分たちで出来ないか?助けたい!って気持ちで育ててくれていたことは間違いないと思います。慣れない中で本当に大変だっと思う。
そして1番の問題というか、難しいのが「困難だ」と判断した後に“誰に頼んだらいいのか?どこに相談したらいいのか?”…これがとても重要な気がします。
悩んでいたり、ただ待っていたり・・・その中でも赤ちゃんたちはどんどん衰弱していったり時には手遅れになる時もあります。
赤ちゃん猫の24時間は命に関わってくる、ものすごく大きな1日となります。

誰かを呼んでくる、様子を見る、SNSで拡散してみる・・・おそらくパニックになって色々としてしまうのかもしれませんが、外の場合は特に 近年この猛暑の中ではすぐに保護した方がいいです。
そして、どうしよう!育てられない!と言っている間に、とにかく動物病院へ電話して、「乳飲み子経験のある」獣医師を探し頼ってみるなど やれることはあります。
あとはやはり行政(愛護センターや警察)に頼ってみる。愛護団体に相談してみる…しかしどこの団体も手一杯なので基本的には受けてもらえないこともあります。
あと、団体の人も愛護センターや個人ボランティアの存在やシステムを知らない人も意外と多いです。これも個人的には問題だなと感じる!というのも、やはり人間同士・動物関係者同志のコミュニティが弱すぎる・・・・そのせいで助からない命もあったりするのかと思うと…。

保護猫や愛護に携わっている人は、何も知らない一般の方から見たら猫のスペシャリストに感じることでしょう。でも実はそこまで知らなかったり、経験がなかったりする人も多いんです。
そして愛護関係者同士はあまり仲良くないのも現実です。それは考え方がそれぞれだから、これは仕方のないこと。でも喧嘩や揚げ足とっている場合じゃなく、猫の命を最優先にして、自分たちが無理ならどんどん他の団体やボランティアを紹介・声掛けして欲しいなって思う。
誰が悪いとか、ダメだとか言っているわけではなく、小さな命を致し方なく保護してしまった一般の人が頼れる場所をもっと周知しておくべきだと感じます。

うちの場合は乳飲み子限定とはなってしまいますが、もし困った・育てられないと判断した時はすぐに連絡(メッセージ)してくれて良いです。
というか、安易な気持ちで育てる前に、近くのベテランボランティアに託して欲しいです。特に目の開いていない赤ちゃん猫の場合はベテランであっても常に困難です。
もちろん自分たちで何とかしたいって気持ちはすごく尊重します。
でも中には、可愛いから育ててみたーい!ミルクあげてみたーい!映えるからSNSに載せようっと、のような保護主がいることも事実です(今回の方たちではありませんよ)
猫はおもちゃじゃないんです・・・そして弱って来た時に焦って、何とかこちらに辿り着いた時にはすでに衰弱していたり、手遅れだったり…
そうならないようにすぐの判断をお願いします!
とにかく発見したらすぐのご連絡を!
そしてどうか困った人に手を差し伸べれる場所がたくさん増えますように・・・
これが1番の問題だな・・・

パパの独り言

はじめて乳飲み子(100g前後もしくはそれ以下)を保護してしまった場合、どんなに元気そうでもベテランに託してください。
たまにSNSとかで美談のようにはじめてでも何とか育っているケースがアップされていますが、それ以上になくなっている命の方が間違いなく多いです。
それくらい経験を結構しているベテランでも育てるのは難しいし急変します。心のどこかに自分も何とかしてみたい・助けたいという気持ちから最近では何とか自分で、と考える方も増えてきているように思えます。ただ冷静に一旦よく考えてみてください。
そこにいるのは「命」です。SNSやググってできるほど単純ではありません。
そういう運命だった。虹の橋で待ってるだの渡っただの・・・
それは違うだろって思うケースも少なくない。

少しでも可能性をあげる方法をとってほしいんです。
そしてミルボラがしたい!となったときに段階的に経験を積んでほしいです。

そしてNPOを含む各種団体は得手不得手があります。特にミルボラは経験がないところも多いし、経験している団体でもその知識・経験の共有はほとんどされていません(というよりほぼできないと思います)なので、NPOにつながっても安心しないでほしいんです。
そして切に思うのは、ネコボラに関わる人同士の小さなプライドは捨てませんか?ってこと
相談者もすぐに問合せしても連絡がすぐに来るわけじゃないから何件も団体へ問い合わせるケースはすごく多く、うちがやるうちがやらないみたいな小競り合いが正直多い。わたしからしたら意味不明なトラブルをたま見る(聞く)事があります。もはや老害を越えて害。よく怒鳴ったり怒ったりするしね。

何がしたいのか?!何をすべきなのか?!何のために団体を作ったのか?!ホントに考えてほしいと思う団体が結構いる。(全国的な話)
法律に反してなければ、行政のマイルールや各団体の規範・ルールは〇ソ見たいなもんです。
それよりも目の前の命をどうやったら守れるかの方が大事じゃないですか?!
お金集めは結構するくせにルールやお金に縛られ過ぎてるから能登みたいな災害が起きたときに何も進まないんだと思います。
団体組織という枠組みだけ残って志という中身がどっかにいって、それを埋めるように欲とかプライドとかで埋まってしまう。ホントに残念。(すべてのネコボラではありませんが多くなっている気がする。)
そうならないように、一つ一つ進めていかないといけないですね🐻

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sayaママ

sayaママ

Instagramとブログ担当

幼少期からほご猫と暮らす環境。現在は3猫のママ。 デザイナー・猫ホテルとミルボラの世話係。

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2022年6月15日追加

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