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【ばんちゃん日記46】「食べたい」その気持ちがギリギリ繋いでいる。小さな体が教えてくれること

ばんちゃん日記

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はじめに

こんにちは、世話人のsayaです。
またまた久しぶりのばんちゃん日記です。
冬からずっと低空飛行が続いたままで、現在の体重は1.4kg。安定していた1番いい時が2.3kgだったので約1kg近くも減ってしまいました。
写真を見て驚いてしまう方もいるのではと…インスタではなくブログの方に一部載せておきます。ガリガリだけど驚かないでね。
ただ食欲はあって割とよく食べてくれています。冬は食欲もなく吐くことも多かったので(その時に体重が一気に落ちてしまった)その頃に比べると良いのかな。
でももう体重が増えない・・・お腹も緩めになる日もよくあり💩で全部出ちゃっているのか…。
元気も全くありません。以前はたまにおもちゃで遊んだり走ったりもしていたけど…
むしろ歩くのもヨロヨロしてる時もあるし階段ももう自力で登れなくなってしまった。
それでもごはんの催促が相変わらずなので、とにかく今は食べれるだけ食べてもらっています。もちろんよく吐くので調整しながらです。

毛をむしる癖はすっかり落ち着きました!よかった・・・
でも抜けてしまった毛はもう生えてくる気配がありません。
お耳も垂れ下がったままで、もう全身覇気がなく栄養失調のような状態だろうと思います。
食べれてはいるけれど上手く吸収できていないんでしょうね。
よだれもひどいのですが、なぜか目やにや涙は治まっています。

病院へ

一難さればまた一難で。
次は皮膚がかなり弱い状態になってきました。先日も背中やお尻所々に小さな傷を作っていて。自傷行為かどこかにぶつけたか?と観察していましたが、おそらく後者のよう。
やはり免疫力も落ちているからか治るのも時間がかかりました。そんな傷もようやくきれいに治ってきた矢先。
手足やしっぽに嘔吐物がべったり付いてしまって、拭くだけではきれいにならないので軽くシャワーをパシャパシャと当てて洗い流し、サッとタオルドライ。
その時にお尻部分(人間で言う仙骨あたり)にピッと小さな擦り傷がまた出来ていて・・・ちょっと血を拭って乾くのを待っていました。その間猫たちのお皿など洗い物を済ませて、念のため傷薬(抗生剤)を塗ろうとその部分を見たら…広範囲でベローンと皮がめくれてしまっていました。もうビックリしてしまって。
すごく小さな傷から一気に広がってしまったようなんです。
例えると熱したトマトの皮がめくれてしまうような?

ばんちゃんはもう毛繕いしたりお顔を洗ったりする元気もありません。なので自分自身で傷つけたり舐めたりすることはないので、自然に傷が大きくなってしまったようです。
これがこれからも続くのか…ついに皮膚にも…
しばらく病院へは行っていなかったけど、先生に今後の生活についてもここで一度アドバイスももらいたく診察へ行くことにしました。正直キャリーや車に乗せるのも負担ではないか怖いくらいです。

先生も「わぁ…本当にようがんばってるね」と。
ばんちゃんの痩せた毛がない体を抱っこして「うん・うん」と言ってくれました。そう言ってもらえるだけで、ばんちゃんのことを受け入れてくれているというか理解してくれているとういか…ひとり長いトンネルをずっと歩いているような気がしていたので、私自身も変な安心感のような気持ちにもなれました。
傷の処置と、今の状態だけでも簡単に診ておこうねと。ただもう簡単な検査しかできないとのことで。少しでも嫌がったらすぐやめると。体を固定させるエコーやレントゲン検査も針を刺すことすらももう負担になるそうでやれる範囲でしてもらいました。

幸いにもなんとか…血液検査の結果は悪くはないそう。腎臓肝臓にも影響出てると予想していましたがそこはびっくり!さすがばんちゃん。
やはり消化器系(幽門狭窄症)は相変わらずで、胃の膨張もあるけど胃に入りきらない食べ物が食道にまで上がってきてしまっており食道の膨張具合がすごいことになっていました(写真を見せてもらった)
膨れた胃と食道に心臓が圧迫されているので消化中は呼吸もぜぇぜぇ荒くなっている様子。
ほんの少ししか食べていないけれど、ばんちゃんの小さな内臓には日々負担がある。理解はしていたけど今の状態もさらに詳しく知ることができました。
そして関節も変形してきているし、やはり皮膚はかなり弱く薄くなっているので注意が必要みたい(クッシング症候群)毛もないし骨も飛び出ているので、ちょっとした刺激ですぐ傷がつきそうで・・・今は傷が擦れてしまうので裸ん坊でいますが、きれいにかさぶたが出来てきたら洋服も再開したいと思います。
※病名や数値、専門用語的な事などは細かく書くと難しく読みにくくなるので、適当に省きつつ簡潔に書いています。

検査も3時間ほどかかりました・・・通院もやはり負担になるので、これからは状況を見て考えていこうと思います。結局治療ができる病気ではないので、先生と私も自然の流れで…という考えです。
猫も察してしまうから、あんまり先のことは深く考えないようにしてねと話されていました。私もそれは同意見で、絶対に伝わってしまうのでぱおんの時同様にばんちゃんの前ではとにかく普通に明るく過ごしていこうと改めて誓いました。猫は賢いのでね!

皮膚の汚れと嘔吐・下痢で毎日洗濯や掃除も発生しています。正直言うと日々、うぉおお~(涙)…と思うこともしばしば。でも出来ることはしていきたい。
そしてばんちゃんも「食べたい」って要求はやはり力強い。笑
その食欲で保てている、とても生命力が強い子だなと毎度感じます。

昨日は仕事の合間にお膝の上に乗って寝てくれていましたが、起きて膝から降りるときに足に力が入らず転んでしまいました…絨毯やクッションがあったので良かった(そのあと歩いていたので大丈夫です)ケージも2段から掃除がしやすくて安全な1段を検討中です。今は床に薄いマットレスを敷いてペットシーツを敷き詰めています。
これからはさらに注意深い生活となってきました。
目の前のことを、自分ができることをしていきます。とにかく現状維持!
これからもどうかあたたかいお気持ちで見守っていただけますと幸いです。

パパの独り言

ばんちゃんを見ていると、「食べること」って人も猫も本当に大事だなと感じます。
確かに、食べ過ぎで肥満になっている猫はいます。でも私は、食事制限の前に適度な運動の積み重ねで調整することが大切だと思っています。

だからこそ、もっと「食べること」そのものを意識してほしいんです。
キャットフードの袋には、目安のグラム数が書かれています。でも、それはあくまで“目安”でしかありません。多くの場合、猫を「体重」でひとくくりにしているだけで、その子の体質や性格は考慮されていません。

人間でも、細くてもよく食べる人、がっしりしていても少食な人がいますよね。それと同じで、食べる量は数字だけで判断できないのです。
もちろん、平均5kgの猫が10kgあるような場合は見直しが必要です。でもそうでなければ、ある程度は制限せずに食べさせ、その代わり体調や体重の変化をよく観察することのほうが大切です。

最近は、健康を気にするあまり子猫のころから食事制限をしている飼い主さんをよく見かけます。私は、これは本当にやめたほうがいいと思っています。
猫を見れば、「もっと食べたい」というストレスや、元気のない表情など、さまざまなサインが出ています。それなのに、グラム数や食事の回数・時間といった“ルール”ばかりに意識が向いてしまい、肝心の猫自身をちゃんと見られていない気がします。

健康でいてほしいなら、まずは「食べる力」と「ストレスを減らすこと」です。
私は獣医ではありませんが、ばんちゃんや自信を通じたこれまでの経験で強くそう感じています🐻

ミルクボランティア🍼※2025.8.9現在  ▶2025年|卒業:04猫 在籍:03猫+ばんちゃん   ▶2024年|卒業:26猫   ▶2023年|卒業:22猫  ▶2022年|卒業:30猫  ▶2021年|卒業:40猫  ▶2020年|卒業:45猫 《nekodea》ミルボラ・デザイン・イベント企画 《宿と猫》ねこホテル&シッター・ステッカー販売 my family🐈 だいず🤍あずき🤎くろまめ🖤 居候🐱ばんちゃん

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