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猫のコト

ひとりっ子猫だった「コロちゃん」 大病と闘っています

こんにちは世話人のsayaです。

コロちゃんのその後

先日卒業生のコロちゃんが入院したこと、肝臓の数値が悪くなってしまったこと、ブログに書かせていただきました。
退院したのが年末30日、年が明けて1月3日頃からまた食欲がなくなったそうで・・・数日通院となり、10日からまた入院となってしまっていたんです。
その週末に、私の方にも動物病院の先生から直で連絡があって。
(いつもお世話になっている獣医師さんで、コロちゃんが里子に出した子という事情も知ってました)
ひとりっ子猫だった「コロちゃん」 大病と闘っています

まさかの病名

そこで言われたのが「FIP」でした・・・
猫に携わっていたり、保護活動をしている方なら聞いたことがあると思います。
とても重篤な病気で、なにより日本で認可されていない薬での治療となるため海外から取り寄せとなります。
簡単にいうと治療にはすごく高額な医療費がかかってしまうのです。
そこで踏みとどまってしまう人も多いかと・・・
もちろん他の病気でも高額になることはいくらでもあります。

ここ最近はFIPも周知されるようになり、薬での回復も見込まれてきているので積極的治療を望む飼い主さん・保護活動者・ボランティアも増えつつあります。
ただ、細かい裏の話や、お金の暗い闇など…あまりよくない事も多く耳にします。それはまた別の話になるので後に書きますね(パパが)

FIPはここ1年で世の中に増えてきたように思います。
人間のコロナウィルスも関係あるのか?と言われていたり
医療も発達し、FIP検査も一般的になってきたのか?
疑う獣医師・飼い主も増えてFIPが発見されやすくなったのか?
詳しくはわかりません。

コロちゃんは今年で 3才になります。
体も大きいので薬代も子猫と違い、かなり高額になります・・・
FIPはほとんどが生後8ヶ月ころまでになる可能性が高いと言われていた気がするので、コロちゃんの歳で患ってしまうのはあまりないと思うのですが不運にもそうなってしまって。
とてもびっくりしました。ショックでもありました。

里子に行った子がFIPや病気になる・・・。
本当に辛くて申し訳なくて、もちろん誰も悪くないんです。
でも健康な子をお迎えしてもらったはずなのに…とショックを隠せません。
飼い主さんはそれ以上に辛くて不安で仕方ないと思います。

今回コロちゃんは15日にFIPの疑い、次の日に県外のFIPに特化した動物病院で再検査等をしてもらい、翌日からすぐに投薬治療を開始しました。
福井からだとかなり遠方の病院になったそうですが、飼い主(親戚)は治療をすぐに決断し即対応してくれました。
そのあと福井に帰ってからも、かかりつけ病院に入院。
そしてやっと最近の22日に退院となりました!

FIPの治療スタート

FIPの薬は効果がすぐに出ると言われています(稀に出ない子もいます…)コロちゃんは日に日に良くなっているようです。
本当に良かった・・・・

写真が送られてきました。
退院してすぐに日向ぼっこして、ご飯もよく食べてくれるようになったとか!
会いたいけれどそこは遠慮してLINEでやり取りさせてもらっています。
少し痩せてしまったね。でもよく頑張ったなぁと思います。
肝臓の数値調整後、すぐに別の検査・対応してくれた獣医師さんにも感謝です。
そして決断してくれた親戚にも・・・・(涙)

FIPの投薬は約80日間。毎日自宅投薬になります。
治療法によっては毎日注射の場合もあります。
飼い主と愛猫との闘い・二人三脚の闘病だなと改めて感じます。
私はまだ経験したことがないけれど、闘病の話などは本当に周りからも最近よく聞きます。
いつか経験するかもしれない、FIPに遭遇するかもしれないと保護活動を始めてからずっと頭にあります。
(ばんちゃんは最初FIPだと思ってました)

でもFIPは治る!!きっと大丈夫だから治療しよう!と、そのかかりつけの先生はいつもおっしゃってくれています。
ちゃんとした治療法・そして変なルートを使わなければ適切に、高額にはなるけどそれなりに倹約しながら投薬治療が行えるからと。
最近やたらクラウドファンディングなどでFIP治療費を募っているけど、金額設定がおかしすぎる、間違ってるとも話していました。
闇の部分です・・・
寄付するにしても、する立場の方も色んなことに気をつけて知識をつけるべきだなと、ますます感じています、最近。

話は逸れましたが、コロちゃんの様子をこれからも見守っていきます。
どれだけ治療費がかかろうが、かわいいコロちゃんの命には変えられない!って言ってました!感謝です。
とにかく自宅に帰ってきてくれたことが嬉しくて嬉しくて仕方ないし、家中が一気に明るくなった!とLINEで話しています!
猫って本当に偉大でかけがえのない家族ですね。

臨時で新入生が来ます!

冬場はお休みのミルクボランティアですが、ちょっとレアケースで中猫さん(生後4ヶ月頃かな?)の3猫さんをお預かりします。
基本的に赤ちゃん猫以外の預かりはしないのですが、今回は事情もあって(大した事情じゃないけど)イレギュラーです。
というのも、実はもう飼い主さんが決まりました!笑
その話もまた後日に書かせて頂きますね。

とってもかわいい子たちです!
まだ人馴れ訓練中ですが、うちに来てデレデレになってくれるよう頑張ります!
愛護センターから週末にやってくる予定でいますよー!
もう名前も決まっています(飼い主さんがすでに決めてた笑)
いま飼い主さんからも続々と猫グッズが届いています。
お迎えしてもらった日から、猫たちも慣れたグッズ・フードが同時に使えるように 預かり中から使わせてもらう予定です。

どうかあたたかく見守ってください、よろしくお願いします。

パパの独り言

かなり細かいことを書いていますがいろいろな方に考えていただきたいので読んでね♪
★FIPについてのまとめとabemaの命の授業について考える
パパぶろぐこちら

FIPの診断はかなり難しい。今のところ100%の確定診断は難しいと思います
一般的にはおそらくPCR検査をして・・・だと思いますがそれだけだと確定診断はできません
つまり、総合的にいろいろな検査をした結果、やっと診断できるもの
なので、病院選びはとても大事になると思います。なぜか?!初診で気づけない先生が多いからです。
コロちゃんも最初言った病院ではわからずで、次のところでもいろいろ調べた結果「疑い」が出てきて
関西の病院でさらに細かく調べてもらって「確定診断」→治療と進みました。
もう一つ病院がどんな治療薬を選択するかも大事。
後は、その治療になった場合のコトを考えるとあまり遠くの動物病院を選択しないことです。
コロちゃんの場合は
福井の動物病院→(紹介)→関西の病院(確定診断)→投薬スタート→定期健診(福井の動物病院)という流れです。
コロの場合はある程度大人になってからなので体重の増減はそれほどないと思いますが、子猫の場合、体重の増減があるのである程度定期診察の頻度が上がります。それはFIPの薬の量は体重によって量が変わるからです。なのでいきなり県外に行ってしまうと、都度、通わないといけなくなるので飼い主にとってもかなりの負担になるはずです。
それぞれの地域で対応してくれる信頼できる動物病院を調べておくことをおすすめします。FIPに限らず病気はいつかかるかわかりません。特にFIPは進行が速い場合も多いのでスピード勝負です。🐈

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sayaママ

sayaママ

Instagramとブログ担当

幼少期からほご猫と暮らす環境。現在は3猫のママ。 デザイナー・猫ホテルとミルボラの世話係。

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2022年6月15日追加

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