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猫業界の闇

猫のTNRって知っていますか?TNRをしている人やり方間違っていませんか?

ドラクエいつ出るんだろうと待ちわびているsakiパパです

TNRと遺棄をごっちゃにしている人がいる様に思えます
もちろん遺棄は犯罪。
それを犯罪として判断するのは裁判所だったり事件として捜査・立件するかは警察なので
これは遺棄で犯罪だ~!ということを書きたいわけではないことをまず前提とします。

TNRの定義が正しいかではなく
どうすれば猫と人の共生のために正しいか
を考えながら
フラットに考えてみてください

TNRを知らない方のためにググれば分かる内容を少し
T(Trap)捕獲
N(Neuter)不妊手術
R(Return)元の場所に戻す

関係ないですが私はこういったヨコ文字が正直胡散臭くて「伝える」において
わかりづらいので「伝わらない」・・・だから正直キライです

いろいろ定義もあるでしょうし
はじめて始めた人?国?も伝わっていった過程でもいろいろ変化を続けていると思います。

TNRっていう言葉と意味だけを直球で受け取ると「捕獲して増えないように手術をして元の場所に戻すコト」となります。

そこで皆さんに質問です
たまに「保護」をして数か月から数年お世話をして、新しい家族を探したんだけど見つからないから
元居た場所に戻すという団体や個人がいます。

皆さんはこれを聞いて
どう思いますか?

私はこれについて「TNRではない」とか「これは遺棄だ!」と言っているわけではありません
たしかに定義上、捕獲して、手術をしてもとに戻しているのですが
猫にとってみたらどうでしょう?

数か月・約1年、保護されお世話をされた猫が再び外で生き抜くのは私は結構大変だと思っています
※数日でもネコは順応性が高いので野生が抜ける猫もいます。
元に戻すと言ってもそれだけ経っていれば、すでに猫にとっては元の場所と言えないでしょうし
野生として能力も落ちているはず、外敵や車、テリトリーを守る他の猫から身を守れるか疑問です。
TNRという言葉で何とかくいろいろ伝わっているけど私は、できるだけ人の手をくわえずに見守り続けるのがTNRだと思っています
捕獲して手術をする際に、ケガや病気が見つかることもあるでしょう
その場合は適切な治療や一定期間の保護は必要だと思いますがその場合でもできるだけ早く元に戻す方がいいと思います。

私が知ってるTNRは、捕獲したらすぐ病院で検査・手術、溶ける糸で抜糸が必要ないのでそのままもとに戻す
そして地域猫として数人の人たちが近くに住んでいる人の迷惑にならないように、トイレや寝床、フードや水などをしっかり管理して
終生お世話をする活動です。たまにTNRと地域猫を別に考えている方もいますがあくまでセットです。

多く猫を抱えすぎると猫の新しい家族を見つけられないというケースも増えていると思います
その時にTNRを都合よくつかわないでほしいんです。無責任に捨てるのと私は一緒だと思います。
最近いろいろな投稿を見ると飼い主が見つからないので元の場所に戻しますとか、なつかないので戻しますとか
数日、新しい家族を探してみてダメなら戻しますとか・・・
飼えなくなったから捨てるという行動を断罪しておいて言い方を変えて同じことをしていることに気づいてほしい。
何度も言います。ねこにとっては数日、数週間、離れれば離れるだけ「元の場所」ではない場合もあるし人馴れさせると戻した場所の近隣の方に迷惑をかける可能性も増えます。
猫の習性を考えれば想像がつくレベルの話です。
私の伝えたいことは「定義」が大事なんじゃなくて「ネコ」や猫を取り巻く人を含めた環境を考えてほしいんです。

猫のためにやっているつもりが結果としてどうなのか?
今一度かんがえてみてほしいんです。

もっとわかりやすく言うと
私たちミルクボランティアが小さいときから育てて半年、1年たって新しい家族が見つけられないから元居た場所に戻すわ
と言ったらどうでしょうか?
私は子猫であっても成猫であっても本質の考え方は一緒なのでそれなら保護しない選択をした方がいいと思います。

TNRはもともと元居た場所に戻すのがすべてではなく、元居た場所で同じ様な生活ができるコト、もっと言えばさらに管理して近隣の住民にも迷惑をかけないコトまでが重要です。
なので、できるだけ人の手をくわえないうちに元の場所に戻すことが前提です。避妊去勢手術も抜糸をしない手術がTNRだと普通です。
戻した後管理している人が体調も含めて術後を見守ってあげればいいんです。

捕獲をしてから、手術の予約をして、数日待って手術をして元に戻すのではなくて、当日対応してくれる動物病院を何件か探しておいて捕獲したら当日手術(できればすぐ)をしてもらう環境をまず整えてから始めた方が私はイイと思います。
ミルボラもそうですが、今やってることは猫のためなのか?!の問いを考えないで行き当たりばったりやググった内容だったりでやるんじゃなくてどうしたら猫のためかなぁ?!って猫が好きとか、なんとかしたいと考えているならそこを考えてほしいんですよねー🐻

可哀想だからと術後何日も温かい場所でご飯を与え続けることはホントにその後の猫のためになるのでしょうか?
猫も犬も人も同じです。一度いい環境にいるとすぐに順応して、耐性がなくなっていきます。
だからこそその場のかわいそうではなくその猫がその後どうなるんだろうをもっと考えてみてほしいんです。

最近ではTNTAともいわれています
T(Trap)捕獲
N(Neuter)不妊手術
T(Tame)人馴れ
A(Adopt)譲渡

またヨコ文字かよ💦
「捕獲して増えないように手術をして保護(人馴れ)して新しい家族を見つけるコト」
って普通の保護猫活動じゃん!🐻 
なんですけどTNRの限界を見た人やTNRのあと管理する人がいない場合を経験した結果でてきた事だと思います
それを単に無責任に人馴れも少ししたのに戻すという選択肢をなぜ持つのか私にはやっぱり理解できない。(それならそのままにしてあげてほしい)
TNTAでもTNT-AorR じゃないのは戻す選択より新しい家族を見つける選択をあきらめない宣言でもある気がするんです。

とはいえ
なぜこうも伝わりづらいヨコ文字にしたがるのか?
あたかも新しいことをやってる感
独自感を出しているつもりでしょうが・・・

今やってることをもっと
子どもにでも分かるような言葉で
しっかり伝えることが
最近私が大切だなぁと思うことです。

何かやってる感
新しいことを始めた感
そんなことは伝えるべき内容じゃないんです
大事なのは具体的に何をしているか?
伝えたい方にもどうしてほしいのか?
ではないでしょうか

私から言わせれば
難しい言葉を使いまくったり
ヨコ文字でごまかしたり
なんでもやってる感を出したり
のような
「で、結局何をやっている人たちなの?」
ってなることってマジで意味がない
こういう団体や人って何が目的なんでしょうね~💰

ここ数年ミルボラ(ミルクボランティア)を通じていろいろ猫からも人からも学びました。
たぶん学びは終わることはないでしょう。
知れば知るだけこのままではダメだと思うわけです。

言葉はわかりやすくではなくカジュアル化し
いろいろな人に誤解を与えるリスクもあります。

ユーチューブやインスタなどのSNSも大人だけじゃなく子どもたちも結構見てくれています
だから
誰にでもわかりやすく伝わること
「かわいい」とか「癒されるとか」
その先にある「問題」
それをどうやったら解決できるか
一緒に考えてくれるような発信をしていかないといけないなぁと思います

私も大人になってだいぶたつので難しい言葉を使いがちです
ねこであって何をしているの?とかどんな仕組みなの?
とか、何をしたいの?もそうですが
今あるほご猫の活動でよく聞くわからない言葉をできるだけ
伝わる言葉に置き換えていこうと思います。

猫のコトを他人事
誰かがやってくれるからOK
ってならないようにしていきたいですね

私は「殺処分ゼロ」とか「遺棄はダメ」とかが問題の本質ではなく
ひとりひとりが自分事にとらえて考えてできることを行動する
が大事だと思います。
だからこそ、「ちいさなボランティア」なんです。

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sakiパパ

sakiパパ

YouTube動画とWEB担当

白か黒の服、メガネは欠かせない。 猫アレルギーだけど猫が好き。

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2022年6月15日追加

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