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【ばんちゃん日記27】重篤な猫に対しての考え方とばんちゃんの近況
こんにちは、世話人のsayaです。
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ばんちゃんの最近の様子
YouTubeアップしました
目の調子が悪くなりました
変わらずマイペースなばんちゃんですが、今週 目の瞬膜が炎症を起こしてしまい・・・
元々ここ数ヶ月は 涙、それに伴う涙やけ、瞬膜の下がりなど…日によってはよだれも。
これはもうずっと付き合っていくことになるとは分かっていたのですが、突然思い切り目の下瞬膜が盛り上がり 炎症が。
ばんちゃん、昼ごはんを食べて一眠りし、その夕方にはすでにそういった症状になっていました…。たぶん3時間ほどです。
びっくりしました。
*その様子写真はこのブログの最後に貼っておきます。なるべく抑えて撮影しましたが、ちょっとグロいので苦手な方は最後までスクロールしないでください。
病院では注射と、家では目薬・飲み薬で経過観察となりました。
やっぱり元々体調が悪いし体も弱いから仕方ないとのことです。
なにが原因というよりも、ちょっとしたことで弱い部分・悪い部分が出てきてしまうのでしょう(これは以前からも獣医師さんに言われていたことです)
それにしても突然だったからかなり驚きました・・・
しかも顔の部分って絶対見る場所だし、見た目もかなり痛々しい。
内臓など体の内面的なことだったら直接は目に入らないけど、やっぱりわかりやすい部分だと辛くてやるせない気持ちになってしまいます。
早く治るといいんだけどな・・・・・
最近は割とペースよくごはんも食べてくれています。🍚
もちろんしょっちゅう吐いてはしまいますが…💦
食べこぼしも相変わらずひどいので(笑)
大皿タイプの食器をばんちゃんにプレゼントしました!
ちょっと大きすぎたかな~
こぼさないようにはなったけど、でっかい皿で体の小さなばんちゃが一生懸命食べてる様子はなんだか笑っちゃうんですよね(笑)
でっか!!!!!(笑)って。
昔のパラボナアンテナで食べてるみたい~
とっても可愛い!(笑)
でもスプーンではちょっと運びにくいかも…。
でもおもしろいから使い続けてみよっと!
重篤な子に対しての考え方
病院でも、キャリーを開けたとたん先生が「わぁ~、本当によくがんばってるよね この子」とまた声をかけてくれました。
ばんちゃんはとっても頑張り屋さんです。自慢の子です。
最近は寝ていることが多くなりました。
おもちゃでもほぼ遊ばなくなっちゃった。また若いのにな。
胃が辛いのかなとも思うけど、空腹時に催促のときは元気!食べたい欲求は健在です。
前にもブログで書きましたが、無理な治療や負担になる検査は今の所考えていないし、なるべくならもうこれ以上辛い思いをさせたくなくて…自然に任せたいという気持ちが大きいです。
でもやっぱり、今回は目だったけれどこういった状況になると とても驚くしすぐに病院へ!治療を!って思ってしまいますね。
ちょうど愛護センターのスタッフさんとも話す機会があって、重篤な子に対して(今センターにもとても重い疾患持ちの子がいます)どこまでの治療をするのか、どう対応するか…などすごくすごく話し合いがなされている様子でした。
私も何度も会ってる猫ちゃんが、細い体で酸素室に入ってます…
スタッフさんも勤務時間外で無償でお世話をしています。
私たちボランティアも もちろんみんなそうです。
言いたくないけど、以前まではそういった猫たちは殺処分の対象となっていたから(他県ではそういうケースもまだある)
*福井は現在殺処分ゼロを継続しています。
ばんちゃんも愛護センター所属の子です。現在はうちで預かっていますが、預かり期限の契約がまた切れそうだったので再度延長の手続きをして来たところです。
線引きと言うと薄情に思うかもしれないけど、本当に現実に叩きつけられるなぁと。きっとこれからも、次々とこういった子たちが保護されてやってくる。その時どうするか・・・
頭では分かっている、スタッフさんもボランティアさんも、みんな頭を抱えるところです。最近みんなでそんな話ばっかりしてる。
さて、春先になってきました。
子猫のシーズンももうすぐでしょうね。
今年もやれるだけやってみます。でも無理はしない。
大所帯になると感染症は蔓延するし、ストレスもすごい…猫にとって良いことが1つもない。
同じ日本で、猫まみれ・ケージまみれのボランティアをたまにSNSや動画で目にしますが、しっかり隔離とスペース確保ができていないならそれは崩壊の一歩手前です。猫のためじゃなく自分に酔っているだけ。
臨機応変な対応と、ある程度の計画的な対応をしっかり頭には置いておかなければと思う日々です。
★パパの独り言の後にばんちゃんの今の写真をアップしておきます
見たくない方もいると思うので見たくない方はここからはスクロールしないようにお願いします🐱
パパの独り言
ばんちゃんのことはできることはできる限りという気持ちでも無理はさせたくない。今時点では治療はできないし、これ以上の検査はかなりの危険を伴います。
だからあくまで今は自然に・・・
「奇跡的だね」って言われるくらい明日がわからない。それでも1.2キロの体で調子がいいと走り回って、ご飯の時はピタッと👩にくっついて歩いて(人用の)ご飯を作るときは足元でじっと観察。
このままが続きながら少しづつ成長してさらに奇跡的に良くなっていけばいいのにと思いつつも調子が悪いときや今回みたいなことがあるといろいろ複雑です。
話は変わって
ばんちゃんと過ごしてばんちゃんに他の猫(うちの猫やお客様の猫・ミルボラや社会化ボラの猫)から絶対に病気や感染症をうつしちゃいけないってより強く思うようになりました。
想いは「数猫単位のボランティアがたくさん増えてほしい」それがさらに強くなっています
ボランティアをしてみたいという方が施設的な大きなところでボランティアをすることもいいとは思いますができればお家で余っているスペースがあるなら1室で数猫をミルボラや社会化ボラをしてほしいんです。
なぜか?!1つの施設で50猫とか100猫とかそれ以上とかを抱えるとどうしても感染症や病気との闘いになります。つまり猫にも負担がかかるし、お世話をするボランティアさんやスタッフにも負担がかかる。
そして本来、感染経路を考えて分散していれば感染しなかった・病気にならなかったことにより治療費も莫大にかかります。
どんなにきれいな施設でも同じ部屋にどんなに堅牢なケージで仕切られていても感染経路を考えれば多くの感染症や病気はほぼほぼ蔓延します。止まらなくて無限ループすることもある。
お家単位のボランティアなら細かく猫のコトを見てあげれるし、早期発見すればするだけ重篤にならずに初期対応である程度抑えられます。
そして場所さえあればだれでもできます。自分ができる範囲で無理しないレベルのボランティアをやってみませんか?!
最初から100gくらいのミルボラとかは無理ですが、400gぐらいの後期のミルボラや社会化ボラからでも十分です。
どうしてもどんなに猫に対して愛情があっても施設的な場所では1猫1猫に愛情を注いで・・・なんてできません。だいたい作業になっていく。これは悪いコトとかじゃなくて仕方ないコト。
それぞれのお家で1猫1猫を見るボランティアが広がればもっともっと猫が好きな人が増えるかもしれないし、猫にとってもいい環境なんだと思います。