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猫のコト

ミルボラが少ない!?理想的な相談、こんな人が増えればいいなと思いましたって話

こんにちは、世話人のsayaです。

先日仔猫の相談メールが届きました。
「つい昨日 小さい3猫さんを保護したのだけど、どうしていいかわからない。
ミルクをやってみたけど、ひとりが飲んでくれず、どこまでが元気でどこからが危ないのかもわからず…
いずれは3猫ともこのまま家族として迎えたいので責任をもってお世話をしたいんです。」
との事でした。

ミルボラが少ない!?理想的な相談、こんな人が増えればいいなと思いましたって話

つまり仔猫育ても自分でする!と決心していらっしゃったので こういう件についてはぜひ応援したい!と思い、
とりあえず状態を見たかったので、自宅が近いこともあって夜 こちらに連れてきてもらいました。

そのお家の息子さんたちが一生懸命お世話していたようですが
1匹だけミルクの飲みが悪いと…

みんな元気はありそうで、体もわりとムチムチしていたので
昨日まできっとお母さん猫がしっかり子育てしていたんだと思います。
ただ、発見してしばらく様子を見ていたけど仔猫だけが置き去りになってて母猫の姿は一切なく、保護に至ったと。

まだ昨日の今日ですし、このくらいの大きさになっていると
環境の変化もわかりますし、人に警戒もします。
もちろんミルク断固拒否の子も。トイレしない子も。

この子は哺乳瓶拒否だからシリンジで飲ませてみよう!と、レクチャー(偉そうに笑)させて頂きました。
元気はありそうなので、フロントラインスプレー(ノミダニの駆虫薬)もしました。
あとは病院へ連れて行くとの事。

動物病院の先生も乳飲み子を育てた経験がある方もいれば、全くない方もいます。
行く前に病院へ問合せてみても良いかもしれませんね。

以前、人から聞いた話ですが
生後1ヶ月すぎでご飯も食べれる週齢の子を保護し、獣医師さんに見せたら
「今日から2時間おきのミルク頑張って!」と言われたそうです(笑)
すみません、これを聞いて大笑いしちゃいました…
※状態にもよりますが通常あげすぎです
でもそんな話もキライじゃないです(笑)
先生が言ってることがすべて正しいわけじゃない、いろんな獣医師さんに聞いたり、情報収集して、経験を通して腑に落ちることが大事だと思います。
仔猫育てに教科書はありませんからね。👩
100猫100通り👨

・・・と、話が逸れましたが、今回は 保護主さんもホッとした様子で帰られて、私も元気に鳴く3猫さんを見れて安心しました。
最初 相談の時はぐったりしてるのか?衰弱してるの!?と不安でしたが、良かったです。

保護したけど面倒見れない・猫は要らないというお話だったら
対応は違っていたと思います。
しかし、こういった件であればご相談も聞きますし、できる範囲でサポートとアドバイス(偉そうに笑)させてもらいます。

自身が見つけて保護した猫、もしくは保護したい猫、
まずは自分で「どうにかしよう!」「これならできる」って考えてみて欲しいんです。

お家にちょっとしたスペースがあればだれでも出来ます。
自分で育ててみる!やってみる!という意思があれば、サポートしてくれる人やボランティアはきっと居ます。
とりあえずは保護して、そのあとに相談でもいいんです。
質・の・い・いボランティアは何かしら動いてくれますよ。

その逆で、
よく、私にしか出来ない!私にしか面倒は見れない!
と保護猫を多頭で抱え込んでいる保護主やボランティアをよく見かけます。
そうじゃなくって、人の手を借りればいいのにって思う。
預かりさんを探したり、教えたり、頼ったり・・・
誰にも私以上のお世話ができないから。って思い込んでいるのでしょうね。
詰め込まれた猫たちがストレスや感染症で辛そうです。

偉そうに言いますが、やってみたい・やってみる!と一歩踏み出せば、保護や預かり、捕獲も譲渡も色んなボランティアの手は広がると思います。
どんなベテランのボランティアも最初ははじめてです
だから「できなくて当たり前」「間違って当然」ただそれをわからないままにしたり、間違いを続けていることがダメ。命がかかわっているので・・・😻
だから経験者に教えてもらえばいいし、経験者も教えればいい。
自分だけしか出来ない訳なんてないですからね。
ボランティア同士・団体同士・行政同士、人と人で育て合えばいい。

人に伝える、教える、伝承して行く・・・これがスムーズに出来て全てで保護猫活動だと思います。
何より猫のためとなります。

今回保護した3猫さんたち、お兄ちゃんにミルクもらって大きく育ってね!

sakiパパの独り言

※内容はストレートに書いているのでブラックです。見たい方だけどうぞ

ミルボラを始めたとき「最初から気負わないで・・・いつでもフォローするから」と私たちも言ってもらってました。
結局、そうは言っても小さな命がそこにあるので気負っちゃいますが・・・👨それでも、いつでもフォローしてくれる。不安なことがすぐ聞ける人がいるってすごく心のゆとりになるんです。
だから私たちも同じように「まず、何からすればいいかすらわからない!」と思っている人や、やってみたけど不安になっている人と一緒に考えることができたらいいなぁと思っています。

自分たちでもできたんだからだれでもできる!が伝わればいいなぁと👩👨🐻
もちろん私たちも今では約100猫のミルボラを体験してきたので、「私たちと同じことがすぐできますよー」とは言いません。
ただ誰にでも最初はあって全くどうしていいかわからない時期も必ずあるということを知ってほしいんです。
まだまだ誰かに教えていく立場にはありませんが一緒に「どうしたらいいか?!」考えたり、これまでの経験からヒントや知識の1つは伝えることができると思います。
それを抱えて私にしかできない!とやってきたのがこれまでのねこボラ業界(もちろん全部とは言いません。)
知識や経験を共有してコミュニケーションをとって個々でボランティアをした方が猫のためになると思いませんか?!

一極集中型でNPOとか個人保護で多くの猫を集めるやり方、「ボランティアでいいことをしているから多少劣悪でもしかたない」って見て見ぬふりをしていることがまぁまぁ
あると思うんです。逆に福井で数年前に全国的に少し話題になった「パピー工場」。これは一か所に多くの犬を飼養してペットショップとかに卸していたわけですが
営利だからか結構話題になりました。でも私からしたら営利とかボランティアとかは関係なくてそこに命があるってことなんです。だからどちらも憤りを感じてしまう「ほんとに好きなん?!」
パピー工場は話題になったので全国的にそこでの飼養状況の画像とか出ましたが、それよりも劣悪なボランティアも結構ありますよ
それに、一律いくらみたいにお金をとるボランティアも結構多い。それって販売と何が違いますか?!そのうえ医療費がかかるからといって寄付を募る
動物取扱の2種(ボランティア団体とか)において基本的には実費もしくは、寄付が原則です。それを一律●●円というのは、めちゃくちゃ悪い言い方をすると仕入れがゼロ円の販売(人件費もボラで〇円)だと私は思っています。

脱線しすぎたので少し戻します👨💦
仕事も同じですが、自分自身がプレーヤーで経験を積んで上手になってきた!と思っているうちは単なる自己満足です。
人に伝え、教えることで教わり、長く続けできる人をふやして大きな成果を出していくってことがほんとの意味での社会にとって必要なことだと思うんです。
プレーヤーは誰でもなれますし、時間をかければ慣れます。ちょっと遅いか早いかだけ。成す事というのは「想い」がないとできません。私自身も以前「この仕事は私にしかできない誰もできない」と驕っていた時期があります。会社を離れ、振り返ると、「自分にしかできない仕組みを作り上げたり・周りに自分にしかできないだろうと洗脳することが上手だっただけ」なんだ。そして、だれでもできる、できると思える仕組みを作ることが本当の価値なんだと今は思うようになりました。客観視すると見えるんですが、当の本人は私も含め「その場所が気持ちいい」ので気づくことはないんですよね・・・やめるまで👨

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sayaママ

sayaママ

Instagramとブログ担当

幼少期からほご猫と暮らす環境。現在は3猫のママ。 デザイナー・猫ホテルとミルボラの世話係。

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2022年6月15日追加

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